旅するパンマニア 片山智香子です。
JR川崎駅からは徒歩5分くらい、京急川崎駅からは徒歩8分くらいのところにある中華料理 成喜。川崎近辺にお住まいの方ならチネチッタの方と行った方が分かりやすいかも。
ほぼチネチッタな場所にあるのだけれど、一歩手前に横丁があって…
この通り、昔、友達と赤提灯なお店なんかに行ったことがあったりして…。でも、その時は「成喜」がそんなに有名な人気店だったとは知らなくて目の前を何度も素通りしちゃってました(笑)
お店の存在を知ったきっかけはBSフジでOAしている「植野食堂」なる番組。なんとなく見ていたら、川崎っていうじゃないですか。それもチネチッタの方って!!
番組では八宝菜を特集していたのだけれど、マツコの知らない世界でも紹介していたという餃子も食べてみたかったので、そちらと同じく人気があるという、焼きそば(成喜特製太麺)もオーダー
実はこちらのお店、川崎で初めて餃子をだした中華料理店なんですって!創業は昭和12年。初めは和食専門の日本料理屋だったのだけれど、当時、トライアル的に餃子を加えたところ爆発的大ヒットになったことをきっかけに中華専門店になったのだそうですよ。
焼うどんと焼きそばの間くらいなビジュアルの麺は、スープを吸収したような水分感じる食感。ただね、このバランスが超絶絶妙で、下手するとベタっと水っぽくなる、もしくは油ギトギトな感じになってしまうと思うのだけれど、それとはまた違うのですよ。麺一本一本に旨味が染み込んでいるっていうか。なにより野菜たっぷりで、お肉の程よい存在感も良いのです。
餃子は5個で440円だったかな。噛むと肉汁がじゅわっとあふれ出て、かといって具材が入りすぎていないから具材がこぼれ落ちるということもなく、皮の中で旨味が完結しているのが良き。
一つをそのまま食べたのには理由があって。まぁ、タネの美味しさだけでほぼ完成しているからっていうのもあるのだけれど…
「餃子みそ」なるものを見つけてしまったので、これは試してみたい!ってことで一つはそのまま食べてみたってわけなんです。
私は初めて見たのだけれど、どうやら多くのメディアで紹介されているらしい「かわさき餃子みそ」
かわさき餃子舗の会が開発したギョーザに合う専用みそのことで、従来の「醤油、酢、ラー油」という食べ方だけではなく「みそ、酢、ラー油」という新しいギョーザの食べ方、味の楽しみ方の提案をしているみたい。
主原料の味噌は、横浜市内醸造と清川村(丹沢)醸造のものを使用し、隠し味の醤油は川崎市内で醸造しているものを使用しているのだそうですよ。
ラベルに、餃子みそ7、酢2、ラー油1が黄金比と書かれていたので、ざっくりですがそのくらいに合わせてみました。
いやー、美味しい!!!
めっちゃ美味しい!!
見ての通り、味噌が入っているといってもさらっとしていて、そう味噌の濃厚さだけを残して形状としてはさらっとした状態でした。それに酢の酸味、ラー油の辛味が絡み合い、餃子の肉の旨味ともあいまり、本当にクセになる美味しさ!!!
客層としては近くにお住まいの方や、近隣の職場の方、近くで建設のお仕事をしているのかな?って方と幅広く、私は開店5分前に到着したのだけれど、すでに10人くらい並んでいたかな。そして入店15分もしないうちに満席になってました。
店内にカウンター席は見当たらなかったけれど、2人席が多くある&町中華なので食べ終わったらみんなサクサク帰るので、とりあえず昼間の私がいった時間帯には相席になることはなかったです。
美味しい上に、こちらのお店、めっちゃ快適だったんですよ。オーダーは基本的にタッチパネル。
基本的にと書いたのは…
隣に座った年配の方には多分、操作の仕方が分からないので直接オーダーを聞いて定員さんがタッチパネルからオーダーしてくれていたので。
履歴で何を頼んだのかを確認も出来るし、友人と大勢で来た場合でも大丈夫なように割り勘だといくらかも分かったりして。料理もそれほど待たされることなく、さくっと出てきてくれたので、めっちゃノンストレス。
町中華の良さは残しつつ、改善できるところはどんどん改善していくスタイル、かなり良かったです!!次回は、家族と行ってみようかと思ってます。