日本の世界遺産暫定リスト

このサイトでは、まず日本の世界遺産を中心に紹介していきますが、
はじめに、暫定リストにあがっているものを紹介します。
現在12の候補が登録されています。これらの価値が認められると、
晴れて世界遺産になります。

鎌倉の社寺や構造物
鎌倉は、鎌倉幕府から150年物間、政治の中心地として栄えました。
観光地としても注目され、武家文化を伝える町並みなども現代に残っています。
鎌倉の大仏や鶴岡八幡宮、建長寺など、いくつかのものが候補に挙がっています。
暫定リストには1992年に登録されました。文化遺産候補です。

彦根城
滋賀県にある彦根城も候補の一つです。
天守閣や玄宮園、天秤櫓など、現在でも美しい姿のままあります。
他の城を解体して出た資材で造られた城として知られています。
暫定リストには1992年に文化遺産候補として登録されています。

平泉の歴史的建造物と遺跡
平安時代の終わり頃の100年間で繁栄した平泉は、
中尊寺や毛越寺などの独自の華麗な建物が、現代にその文化を伝えています。
中尊寺の月見坂などは、修学旅行などでガイドさんに説明されて歩いた経験のある人もいるのではないでしょうか。
暫定リストには2001年に登録されました。これも文化遺産候補になります。
▲詳しくは【石見銀山遺跡と景観】のカテゴリーを参照してください。▲
その他の候補
2007年に入って、新たに文化遺産候補と自然遺産候補が六つ追加され、
更に2008年には三つ追加されました。

○現在の日本の暫定リスト
・「古都鎌倉の寺院・神社ほか」(神奈川県、平成4年)
・「彦根城」(滋賀県、平成4年)
・「平泉の文化遺産」(岩手県、平成13年)
・「富士山」(山梨、静岡県、平成19年)
・「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県、平成19年)
・「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」(奈良県、平成19年)
・「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県、平成19年)
・「小笠原諸島」(東京都、平成19年)
・「国立西洋美術館本館」(東京都、平成19年)
・「北海道・北東北の縄文遺跡群」
 (北海道、青森、岩手、秋田各県、平成20年)
・「九州・山口の近代化産業遺産群」
 (福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口県、平成20年)
・「宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県、平成20年)


暫定リストを見てあなたはどのように思われましたか・・・? 
ぜひ、世界遺産に認定されてほしいものです。
私の個人的な想いとしては、日本一の山で日本国民なら誰もが知っている富士山は
ぜひとも世界遺産に認定して頂きたいものです。