国内産業の再飛躍へ長期戦略を | 観光アドバイザー 加藤弘治です

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国内産業の再飛躍へ長期戦略を

 

経団連は国内産業の再飛躍を図るため2040年までの長期戦略に基づく産業基盤強化を求める提言をまとめ、強い産業をエンジンに官民で長期的な産業戦略を共有し積極的な投資を促すべきとして、AI(人工知能)・ロボットや半導体とともに「観光・食」を挙げた。

 

観光・食は日本の重要なソフトパワーで成長分野だとして、世界経済フォーラムがまとめた旅行・観光開発指数で日本は世界1位を獲得するなど潜在力は大きく、付加価値をさらに高める戦略が求められるとしている。

 

観光地域経営の推進に向けたDMO(観光地域づくり法人)の活性化・需要の拡大と平準化・多様な地域のインバウンド効果の拡大・持続可能でレジリエントな地域づくりへの貢献・MICE 誘致・開催の拡大・観光DX の推進等に取り組むべきだと指摘。

 

法制度・規制の徹底的な見直し・デジタルの導入促進・エネルギーの安定供給など産業基盤強化を具体的に進めるため、産業全体を見据えた長期的な「産業戦略2040」を策定するよう国に求めている。(travel journalより)

 

現在の政策は各分野の短中期的な戦略や計画となっているが、全体最適の視点による統合的な長期戦略が不可欠だとしています。