非製造業に深まる人手不足 | 観光アドバイザー 加藤弘治です

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非製造業に深まる人手不足

 

今回の日銀短観は、非製造業の雇用人員判断指数がマイナス45と33年ぶりの低水準に落ち込み、宿泊業などでは人手不足が原因でインバウンド需要を取り込めないといった例が相次ぎ企業業績や景気回復の足かせとなっている。

 

広島県宮島の錦水館も正社員の数が理想よりも10人ほど足りず短期雇用の派遣スタッフでまかなっており、客室数を減らす一方改装などを通じて単価も引き上げてきたがそれでも人手不足が続いている。

 

日銀短観では「宿泊・飲食サービス」の大企業の景況感を示す業況判断指数はプラス52で、訪日観光客数が新型コロナウイルス感染症の発生前の2019年を上回る水準に回復したが、悪い雇用判断DIから宿泊・飲食サービス業が商機をいかしきれていない現状が浮かぶ。(nikkeiより)