だいぶ遅くなりましたが、西鉄(西日本鉄道)グループが創立110周年を迎えたのを記念して、先月25日から記念ラッピングを施した電車・バスが走っています。
このうち北九州では、かつて市内を走っていた路面電車(西鉄北九州線)の塗装を再現した復刻ラッピングバスが、路面電車代替路線である1番(小倉~黒崎・折尾線)で2台走っています。


塗装は1980年からのえんじにクリーム色の帯で、車輪等の足回りをタイヤ間に描いている他、後面には600形で見られた広めの中央窓などが描かれています。
路面電車は前後ドアでしたが、公式側はバスの前中扉に合わせて路面電車と同じ「ワンマン入口」・「ワンマン出口」と書いています。非公式側は運転席と非常口に入口・出口と書いているのが特徴で、車番をそのまま電車の号のように書いています。9227と9231がラッピングされていますが、路面電車にはなかった数字でなんか新鮮に見えました。
また、前面にはかつてバスにつけられていた西鉄の「西」の字を型どった社章がつけられています。


ちなみに元の塗装(電車代替バスの塗装)はこちらです。
北九州地区のラッピングバスの運行予定はホームページにも掲載されていて、年内走ることになっています。

これを撮影したのは小倉駅入口バス停近くで、この区間(砂津~黒崎駅前)が廃止されてもう26年になります。かつて走っていた記憶もかなり薄れてきましたが、一時だけでも思い出すきっかけになりました。