変わる折尾駅、シリーズとして書いていきますが、その2ではなくなってしまう部分のあれこれを紹介しようと思います。



3番のりばからこのような横断幕が見えます。
折尾駅の鹿児島本線と筑豊本線がクロスする部分は、日本で初の立体交差でした。



鹿児島本線が九州鉄道、筑豊本線が筑豊興業鉄道によって開業した路線で、1895年に両社の乗り換えの利便性を上げるために、立体交差となったのです。
北口側からはこのように見えますが…



筑豊本線(福北ゆたか線・若松線)のホーム側からは新しい高架ができてるためもう見ることはできません。

鹿児島本線の線路下の通路はレンガ造りとなっています。



通路は2箇所ありますが、小倉寄りの通路は…



壁にイラストが描かれています。



こちらの折尾神楽は地域の夏祭り「夏越祭」で行われる神楽で、石見神楽をルーツとしています。
この神楽、駅名板にも描かれています。




このマークはどうやら新ホームの新しい駅名板にも引き継がれそうです。

さて、立体交差は今では大都市の鉄道ではよく見られる光景ですが、改札口が複数あると順路を示しておかないと間違えてしまうという問題があります。
通路には大きな文字で乗り場や改札口の道を示している箇所をよく見かけます。




慣れれば問題ないのでしょうが、初めて来る人は事前によく見ておかないと迷うでしょう。これが地域の分断を招き、高架化の必要性を呼んだ要因となったのではないかと思います。
鹿児島本線は移設されますが、筑豊本線は現状どうなっているのか…次はこのことを書きたいと思います。