暑い夏の夕暮れ…無性に揚げ物が食べたくなって、えいやっ!と作ったトンカツ。
”豚ロース・トンカツ用”を買い求めた時は、ソテーにしてレモンバターソースを添えるつもりだった。
でも、小麦粉がある、卵がある、パン粉もある、そうだ、トンカツ作ろう!と相成ったのでした。
ソースじゃなく、塩とレモンでさっぱりと。暑さに負けぬよう、雑音にも負けぬよう、カツを食べてエネルギーに変えて。
なぜ、塩とレモン⁉︎
時は溯って、新入社員として働き始めた頃、同期3人揃って仲良くしてた。時たま、「今日、飲みに行かない?」と思い立つのだけれど、そんな時決まってひとりが自宅に電話してた。
「あ、お母さん?◯◯だけど。今日の夜って、何?」その日は、豚のミルフィーユカツだった。
彼女は大家族の長女で、お母さんは8人分のご飯を作る。そんな大勢分のミルフィーユカツ、一体何枚の豚肉を重ねるのかしら…頭の下がる思いを抱いたのを覚えている。
そこから話が広がって、「トンカツに何かける?」談義に。「うちはね、塩とレモンなんだ~」その時は、トンカツにはソースでしょ、って思ってたけど、10年ほどの時を経て、晴れて採用。
さっぱりと、おいしかった。夏にぴったり、の組み合わせ。




