台所から、主人が何やら作業している音が
聞こえていました。入って行くと、乳製品の
何とも独特な匂いがたちこめています。
キルギスでは、牛乳から、アイラン(露名:
ケフィール)という飲むヨーグルトのような
ものや、カイマック(露名:スメタナ)という
サワークリームとバターの中間のようなも
のが作られます。
我が家にも、近隣の村に住む親戚お手製
のカイマックが常備されています。しかし、
なぜか、お互いに全く手をつけないことも
あり、そうすると、いくら冷蔵庫であっても
傷んでしまいます。
そう、私も気になっていました。冷蔵庫の
隅で、様相を変えていくカイマックが…。
主人留守中、猫に餌をあげるため、パン
をちぎって、お湯とカイマック少しを足そう
と瓶の蓋を開けてびっくり、カビが!!!
カビが生えた部分を処分し、見なかった
ふりをして再び冷蔵庫へ…。
その、半ば傷んでしまったカイマックを、
主人は再びおいしく食せるように、ひと
手間加えていたのでした。
よ~く火を通して、溶かして、サルマイと
呼ばれるバターのようなものにし、その
際、肉を茹でると出てくる『あく』のような
ものが残るのだけれど、見た目は、たい
そうよろしくない…。
でも、食べて驚き。チーズフォンデュの
ようではないですか!!!あの、ぱさっぱさ
に乾燥し、かつカビまで生えていたカイ
マックが大変身。
改めて、主人の『無駄にしない精神』を
垣間見ました。お見事な再生術でした。