日本旅行記続きです!
今日は京都で滞在したホテルについて
今回の京都は京都駅からJRで一駅、梅小路京都西駅にある
ホテルエミオン京都
さんというホテルに泊まりました
ここは駅からも近く、すごく綺麗で、3人部屋も広くて、バストイレ別で
大浴場もあってお値段もリーズナブル
でとても素敵なホテルだったのですが
一番感動したのが
このホテル
西鴻臚館の址地
に建っていた~~!!
ホテルの前にこの看板
鴻臚館(こうろかん)というのはですね
平安時代に設置された、海外からのお客様をもてなすための施設で今でいう迎賓館のようなもの だったそうです
ホテルのすぐ隣に京都市中央市場というでかい卸市場があったのですが、そちらも同じく西鴻臚館跡らしい
大きいな~
一体どんな建物だったんでしょう
ホテル前の看板によると紫式部の源氏物語
「桐壺」の中で
光源氏が小さい頃に鴻臚館に行かせ、高麗の人相見に見させた、とあるそう
源氏物語はあさきゆめみししか持っていないのだけど、
ドイツに戻ってきてから思わずマンガにそのシーンを探してしまった笑
けどマンガには半ページの中のほんの一コマでした
そういえば大河ドラマ「光る君へ」の中で、越前(今の福井県)の松原客館のシーンもありましたね!
テーブルや椅子など中国式の家具や食べ物だったり、中国の楽器を演奏してたり
鴻臚館も多分きっとそんな感じかな〜
Wikiによると昔まだ渤海国の使者が来ていた頃、この松原客館にまずは滞在し、そこで都からの使者を迎え、そして京のこの鴻臚館に入ったそうなのです
紫式部の時代は渤海国は滅んでいるので、代わりに宋人とか高麗人とかがきていたのかな~
ただこの時代、この鴻臚館、使用されず廃れていたらしい、という説もあり…
だとすると紫式部も在りし日の賑わっていた鴻臚館に思いを馳せ
桐壺の話しに入れ込んだのかな〜
など色々想像すると楽しい
そしてそんな址地に建ってるホテルに泊まれるとは~!
嬉しすぎる!!
私も勝手に当時に思いを馳せてホテルで興奮してしまいました
そしてね、先日のブログでご紹介した
島原の角屋さん、そしてその一帯
こちらは、なんと!
東鴻臚館址
だったのです~~
鴻臚館は東と西の二つあったそうです
いや、もうなんか運命感じたわ
何の?!笑
白梅や 墨芳しき 鴻臚館
by与謝蕪村
白梅が咲いている様と
墨でさらさらと漢詩文なぞをしたため
交流している平安貴族や異国の使者たち
目に浮かびます~
そして梅と墨の香りが
匂い立つような歌ですねぇ
蕪村も在りし日の鴻臚館に思いを馳せたのでしょうね〜
想像力を掻き立てられる鴻臚館
時を経て東鴻臚館は
揚屋料亭や、置屋、旅館という別のおもてなし施設が建ち並び
西鴻臚館は現在はホテルエミオンと京都中央市場という、これまた宿泊と食材のおもてなしを提供する場所になり
歴史は進んでいくのですねぇ
鴻臚館、なんて知らなかったのだけど、とってもいい事知れた気分で
心が躍った京都のホテル滞在でした
おまけの一枚
夜の島原