イスキア4日目
 
旦那も大分回復したけど
まだ本調子ではない
 
けどせっかくの旅行
ホテルから出たがってる
 
昨日イスキア港周辺を行く予定で
その後本当は
 
Castello Aragonese
アラゴネーゼ城
 
というお城を見に行く予定
だったので
そちらに行くことに
 
このアラゴネーゼ城は
イスキアの東側にある離島
 
島がそのままお城になってます
 
離島といっても
ボートで渡るわけでなく
イスキアとは石橋で繋がっているので
楽々歩いて行けます!
 
地図的にはこんな感じ 
右端赤丸の所が
お城です
ダウン 
 
イスキアの港から徒歩だと30分くらい
らしいのですが
炎天下の中、歩く気力はなく
私たちはバスで行きました
 
イスキアの港のバスターミナルで一度降りて
7番バスに乗り換えです
 
それまで普通の大きさのバスしか
乗ってなかったですが
この7番バスは小さい!!
 
座席もたったの8席くらい
立てるスペースはまぁまぁあります
 
イスキア港のバス停からは
10分かからないくらいかな?
 
このアラゴン城が終点でまたイスキア港に
戻るので走行距離も短いし
だから小さいのかも
 
終点で降りたらお城はもう目の前!!
 
こんな感じ
ダウン
 
アップこの橋を渡ってお城に向かいます
 
島に着くとお城の入り口で入場料を払い
いざ中へ!!
 
このお城は高さが200メートル!
なのでまずはお城の上へ
登らなければいけないのですが
ここはエレベーターがあります
助かる~~!!
 
エレベーターは入口入ってすぐ右側
こんなトンネルを通って一番奥にあります
ダウン
 
このトンネルの中が冷んやりして
気持ち良いの~~
天然クーラーでした
けどエレベーターは暑いんだけど笑
  
このトンネルを通らずまっすぐ進み
徒歩で上に行くことも
もちろん可能
元気のある人は登ってください
 
このお城の歴史は古く
紀元前474年
に建てられたのだそうです!
あんぐり
 
とても広大なお城で
要塞、砦でもあり
さらにこの中にいくつかの教会、
礼拝所、修道院、牢獄、庭園、
住居、ワイン醸造所、展望台
 
などがあります
 
教会ではモーツァルトの
ハレルヤが流されていて
とても雰囲気がありました飛び出すハート
 
なんかちょっとした村みたいだね
 
あ、お城の敷地は広大ですが
トイレも何ヶ所かあり
カフェもいくつか入っているので 
休憩もできます
 
カフェからの眺めも最高!
猫ちゃんも木陰で寛いでおります
ニコニコ
 
城内は一応順路があるので
順番に回るようになってます
 
エレベーターを降りてすぐ
さっき通って来た石の橋や
イスキア側を見晴らせる
ビューポイントが
ダウン
 
 海も綺麗!!
  
で、このお城
そこまで期待していたわけでなく
イスキアの名所だし
とりあえず行っとくか~みたいな
気持ちで来たのですが
 
ある一角で衝撃を受けました
 
それは4番の修道院
 
素敵な中庭を通って
ダウン
ちょっと血の滴りが気になりますがあせる
 
 
地下に降りていくと
ここは何??
カタコンベ??
 
椅子のようなものがずらっと
並んでる
ダウン
 
もしかして昔のトイレ?!
 
またはキッチン??
竈のように見えなくもない
 
けどやっぱりトイレかな~
もしかして向かい合ってしてた?!
 
なんて話していたら
なぜかここはドイツ語表示で
壁に説明書き発見
ダウン
  
で、ここ、何だと思います?
ちょっとグロくなるので
苦手な方はスルーしてください
 
 
。。。。。。。。。
 
ここは昔、死体置き場だったそうです
亡くなった修道女たちをこの椅子に座らせ
肉体が溶けて朽ち果てるまで待つ
椅子に穴が開いてるのは
溶けた肉体を下に溜まるように
してたんでしょうね
そして最後、骨だけになった時
その骨を埋葬したのだそうです
 
そして生きている修道女たちは
毎日この部屋に集い、祈り
死に対しての瞑想を
していたのだそうです

 ひ~~~
そういう場所だったのか
トイレだなんて思ってごめんなさい
 
けど腐っていく死体の側で
毎日瞑想とか衛生的にも悪そう。。。
こういう不衛生な環境での祈りのせいで
体調を崩したり最悪亡くなったり
する修道女もいたそう
 
このシミはもしかして…
と思ってしまう不安
 
それにしても結構な椅子の数
 
 
肉体が朽ち果てるまでって
時間がかかりそうだから
だから沢山あるのかな
 
ちなみにここの修道女というのは
主に裕福な貴族の長女だったそうです
長男には家督を継がせるため
長女はこの修道院に入れられ
幼い頃から隠遁生活を
強いられたんですね
 
望んで修道女になっているわけでなく
しかもうら若き乙女が
こんな死の瞑想とか
毎日させられて
可哀想。。。
 
肉体は無益である
 
ということを強調することからの
行いだったようですが
何とも凄まじい。。。
 
今まで教会や修道院は結構行きましたが
こういう部屋があるという所は
初めてで衝撃的でした
 
す、す、すごいな
中世の修道院
このお城は紀元前に建てられてますが
この修道院は1575年に作られたそうです
 
お城に上がって結構のすぐの所にあるので
その後もこの部屋のことが
頭からなかなか離れず
 
素敵な庭園や見晴らしのよい展望台も
ありましたがここの衝撃が
強すぎたアラゴネーゼ城でした
  
 
 
イスキア旅行記続きます!