先日

 

Kaiser strasse

カイザー シュトラーセ

カイザー通り

 

という所に行く用事があり

この通りをてくてく歩いておりました

 

ドイツの通りは全てに名前がついており

通りの名前と番号が分かれば

簡単に目的地に辿り着くことができます

 

ただこの時、お目当ての場所は

通り名は分かるものの番地が分からず

この通りにあるはず。。。

という曖昧な情報で動いていたもので

ちょっと難航

 

地図で見ると

Kaiser Strasseは

そんなに長くないので

てくてく歩いて目的地を

探していたのです

 

が、見つからず。。。

 

仕様がない

カイザー通りを端から端まで

歩いてみるか

 

と、ず~~っと歩きまして

とうとう端っこの方まで

 

そういう時は

通り名の標識を確認しながら

歩くのですが

でないと途中からいつの間にか

通り名が変わっていたりするので

端の方まで来たとき

 

Kaiser Strasse

カイザー通り

 

の標識の下に

小さい文字で何か書いてある

のを発見

ダウン

 

 

 

 

ん?

もうちょっとアップで

とよく見ると

ダウン

 

 

 

 

1811年にナポレオン皇帝が

ここデュッセルに入ってきた

 

とあります

 

へ~~~

あんぐり

 

このカイザー通り

 

カイザーは皇帝

シュトラーセは通り

英語のストリートに当たります

 

という意味なので

 

皇帝通り

 

という意味なのです

 

正直この

カイザー通りって名前は

ドイツの都市のどこでも

あるんじゃないの?!

ってくらいどこにでもある

通り名あせる

 

なのでその由来までは

気にかけた事もなく

知らなかった!

 

ナポレオンがデュッセルに来たことは

地元では結構有名で

ナポレオンが訪れたという

老舗のドイツレストランも

デュッセルにはまだ残っております

 

デュッセルに来た事ある日本人なら

多分皆一度は行ったことがあるかと

ちなみにこのレストランは

Zum Schiffchen

といいます

 

けどその程度の知識でしか

ナポレオンの事は知らない

 

家に帰っても気になったので

このカイザー通りのこと調べると

 

この通りのちょっと先にある

 

Fischer Strasse

フィッシャー通り

 

というところが

当時のデュッセルドルフの

 

北の国境

 

になっており

昔はデュッセルも小さかったのね~

そこにある旅館に

ナポレオンは迎え入れられ

そこで市の鍵を手渡され

デュッセルに入場してきたのだそうです

 

このフィッシャー通りと

カイザー通りは繋がっており

そこをナポレオンが馬に乗って

入場してきたため

この通りを

 

Kaiser Strasse

皇帝通り

 

と名付けたのだそうです

 

なるほど~~!!

 

地理的にここから

デュッセルに入場っておかしいな

と思っていた謎も解けました

 

昔はデュッセルの規模も違ったのね

ここのちょい先から

デュッセルだったのなら納得

指差し

 

今では車がビュンビュン走ってますが

昔は馬でカッポカッポ

だったのね~

 

 

で、肝心の私が探していた場所は

見つからず

笑い泣き

 

けど

意外な標識を見つけて

 

そんな歴史があったとは!!

 

とまた一つ勉強になり

面白かったので良しとします

 

こういう風に

思いがけず

歴史を知れるとなんだか

嬉し〜!となります

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