昨日は10/3、ドイツ統一記念日でドイツは祝日でした~

 

が、今年はこの祝日は土曜日

 

ドイツには振替休日という制度はないので、なんか損した気分です笑い泣き

 

さて先日、「僧侶の胡椒」という植物性のお薬のことを書いたのですが、ドイツは意外にも薬草学や自然療法が盛んで、ハーブティーなども充実してますよ~ってお話を今日は書いてみようと思います!

 

ドイツといえば、ビール!というイメージでしょうが、実はハーブティーも無茶苦茶充実していて、しかも安価でドラッグストアなどで手軽に買えます

 

昔ドイツに住んでいて、日本へ既に帰国したお友達と日本で会うときなど、お土産何がいい?と聞くと

 

ハーブティー適当に沢山買ってきて~

 

なんて言われたりもします

 

 

ちなみにハーブはドイツ語で

 

Kräuter クロイター

 

なのでハーブティーは

 

Kräutertee クロイターテー

 

と言います 

 

ハーブと一口に言ってもいろんな種類がありますが、こちらでよく見るお茶だと

 

ペパーミント

カモミール

マテ

ザルベイ(セージ)

メリッセ(レモンバーム)

ティミアン(タイム)

フェンヒェル(ウイキョウ)

オイカリプトゥス(ユーカリ)

ブレネッセル(イラクサ)

ヴァイスドーン(サンザシ)

アニス

 

などなど

 

でね、上記のようなお茶がシングルで、またはブレンドとして売られておりますが、正直どんな効用があるか素人にはよく分からないじゃないですか

 

けどね、ブレンドしたハーブティーのネーミングがドイツの面白いところニヤリ

 

例えば、私がドイツに来て初めてお世話になったハーブティー

 

それは

 

Nieren und Blasen Tee 

ニーレン&ブラーゼン テー

 

直訳すると

 

腎臓・膀胱茶!

 

もうそのまんまウシシ

 

はい、膀胱炎になった時、お世話になりました笑

私が飲んでいたのはこんなお茶ですダウン

画像はBad HeilbrunnerのHPよりお借りしました

 

当時接客業だったのでなかなかトイレに行けず、ドイツに来て初めての冬の仕事中に膀胱炎に滝汗

余談ですが、日本と比べて寒いせいかドイツで膀胱炎になる女子、多し!笑(私の周り調べですが)

会社の女上司もこのお茶を飲んでおり、医者に行くまでの間に分けてもらったのがこのお茶で、これがドイツでの私のハーブティーデビュー

 

初めてのハーブティーが腎臓・膀胱茶って笑 

ちっともお洒落じゃないニヤニヤ

 

もちろん医者にも行き、抗生物質を処方してもらいましたが、完治した後や、また膀胱炎なりそうだな、と予兆が来たときなども(これが分かるようになるんです!)何度もお世話になったお茶です

 

成分は白樺の葉、スギナ、ペパーミント、甘草の根、種無しインゲン豆のさや、だそう

 

そして他にも

 

Harntee 

尿茶!

飲む気がしない(苦笑)

これは尿路結石、尿石、腎結石などの炎症性疾患に効くそうです

 

Leber und Gallentee

肝臓と胆汁茶!

すごっ!胆汁の流れをよくし、胃腸の不快感を助けるお茶だそうです

 

Husten und Bronchialtee

咳と気管支茶!

名前の通り、咳と気管支に効きます

 

Erkältungstee

風邪茶!

はい、風邪をひいたとき飲むお茶です

 

Reizhustentee

(乾いた)咳茶!

そのまんまです

 

Hals und Rachentee

首と喉茶!

こちらは咳や粘膜の炎症に効くそうです

 

Herz und Kreislauftee

心臓、及び循環器茶

スゴイ名前!血液循環促進作用があるそうです

 

Menstrationstee

月経茶!

そのまんま、月経中に飲むお茶です

 

Fastentee

断食茶!

絶食期間中に飲むといいお茶 消化に良いそうです

 

Schlaf und Nerventee

睡眠及び神経茶!

これも名前の通り、神経を落ち着かせ眠りやすくするお茶です

 

Magen und Darmtee

胃腸茶!

これも名前の通りですね


 

などなど、上記以外にも沢山あるドイツのハーブティーです

 

あ、上記ハーブティーとまとめて書いてますが、厳密にいうと

 

Kräutertee(ハーブティー)と

Arzneitee(アルツナイテー/薬用茶)

 

とに表示が分けられていて、

薬用茶の方は薬事法で定められている有効成分の最低量が含まれているのが条件、

また飲み方、摂取量、飲用期間なども明記されていなければいけません

 

なのでパッケージに薬用茶(Arzneitee)と記載されていれば、ある程度効能の信頼性は期待できるかと思います

薬用茶でない、普通のハーブティーだとメーカーによっては少ししかハーブ成分が入ってないこともあるみたいなのでね

 

ドイツでは風邪系は病院に行ってもほとんど薬は出されず、

 

お茶を飲んで寝てなさい

 

と言われるのがオチなので、症状に応じてこういうお茶を常備されているご家庭も多いです

子供用のハーブティーもありますよ~

 

もちろん症状がひどければお薬を処方してもらえますが、薬を飲むほどでもない場合や初期症状の時、または飲んでいても服用後の補完的な代替医療としてハーブティーが普通に生活に浸透しているドイツです

 

 

それにしてもドイツのお茶のネーミング、すごくないですか?!

 

もう体の器官や症状の名前がど直球過ぎて、笑えますゲラゲラ

名前によってはあまり飲みたくないお茶もありますよね笑

 

全部は飲んでないので分からないですが、私が飲んだことのあるお茶はお味も悪くなく

お茶民族の私たち日本人なら全然普通に美味しく飲めるお味だと思います

 

値段もね、薬用茶でも安いのだと1EUR(120円くらい)しないのもあるので良心的

 

お土産としても、面白いかな~と思うドイツのハーブティーです!