夏の、少し湿気たにおい。
暑苦しい空気に、無性にに泣きたくなる。
友達の命日が近付いてくるからだろうか。
ELLEの躰が冷たくなったのも、こんな暑い日だった。
世界に、命の熱が奪われたみたいだね。
あたしの躰は冷たくて。
無理やり熱が押し込まれているみたい。
根っこまで届かないそれは。
やっぱり私の温度ではないのだと思い知らされて。
どうしようもない焦燥が襲ってきて、喚いて躰中を掻き毟りたくなる。
欠乏感。
欠落感。
埋めるために、誰かを求めて。
叱咤する。
そうして。
そんな自分に落胆して。
深く深くに沈んでいく。