眠り姫が見た悪夢。 | 屑星を箱に。

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寝過ごした。
気付けばこの時間だ。

一回は起きたんだけどなぁ…

同じ悪夢を3回見て起きた。
さながらハリー・ポッターのようなファンタジー。

ヴォルデモート(悪役)の復活を阻止する為に奔走するヒーロー僕。

旧ヘブライ語を読むことが出来る男に呪文を読ませて封印の儀式をする。
初めの2回はスムーズに進むのだ。

3回目にふと、夢であることに気付く。

(あ、これさっきもやったじゃん)

前もって、祭壇の準備だけをして。
後は男に呪文を読ませて、聖杯のようなものを火にかけるだけにしておく。

だが、このときに台に火をつけておくのを忘れた。

男に呪文を読ませて、ヴォルデモートが血相変えて僕に向かってくる。
余裕ぶっこいてた僕の背筋は寒くなった。

近くのマッチのリンを突っ込んでおけば燃えるだろうかとか。
神聖な儀式でそんな横暴やってもいいんだろうか、とかを一瞬で巡らせる。

あと、何秒も時間がない。

はっと目が覚めた。
躰が凄く怠い。

夢だと解っていたからこそ頭ははっきりしていた。

自分の中にあった過信と傲慢な感情。
それを夢で経験して恥ずかしくなった。

確かに、僕は傲慢だ。

そうじゃなければ、自分を認められない。
自分の存在を確立出来ない。

だからといって、自分に能力があるなんて思わない。
過信しているつもりはなかったのに。

実際は、有利な状況に人を見下して、大きな被害を起こす寸前だった。

身の程を知れ。

ああもう…
朝から気ぶんが悪い(-"-)






おうじさま。
おうじさま。

白馬に乗った王子様。

眠り姫は、待ってるだけのおひめさま。

だけど貴方をずっと待っているほど。
優しい女じゃないのよ、覚えておいて。

会いたくなったら、貴方の夢にでも会いに行くわ。