「お兄ちゃん」「お姉ちゃんと」呼ばないで
初めてお越しいただいた方へ
当ブログでは多少の専門用語が出てきます。
最初にこちらをみていただけるとわかりやすいです。
↓
最近少し気になる場面に遭遇しました。
ある若いお母さんが二人のまだ小さな女の子をつれて
いたのですが、そのお母さんは上の子をつかまえて、
その子のことを「お姉ちゃん」と呼んでいたのです。
ごくありふれた何気ないやりとりのように思えますが、
実は裏にはちょっとやっかいな問題を内包しています。
推察したところ、このお母さんは普段から上の子が何か
すると「お姉ちゃんでしょ」「お姉ちゃんだから●●●
しなさい」と言ってるようです。
実はこのお母さんはお姉ちゃんという呼称を用いることに
よって始終「我慢しなさい」「下の子の面倒を見なさい」
というメッセージを上の子に送っているのです。
小さな子には「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という言葉は
そのような意味の言葉に聞こえています。
お母さんの方でも無意識にそういった意図を込めています。
これは、お母さんが知らず知らずに「子どもであるな 」
を子どもたちに刷り込んでいくことになります。
実際長男長女にはこの禁止令を決断している
例は多くみられます。
お兄ちゃん、お姉ちゃんといっても、下の子とニ、三歳しか
違わない、私から見ればまだちっちゃな子です。
そんな小さな子にいくら無意識とはいえ、大人の役回りを
させてしまうのは、本当に大人のエゴだと思います。
無意識と言えば夫婦喧嘩もそうですね。
親が喧嘩している家の子どもは、私が下の子を守らない
といけないとか、お母さんを守らないといけないと思って
「子どもであるな 」を確実に身につけてゆきます。
それだけでなく自分は安全でないという感覚も同時に身に
つけてしまうこともあります。
当事者である親は子どもがそんな気持ちでいることに気づこう
ともしません。
少なくとも子どもにはちゃんと名前があるのですから、意識
してでもしっかりと名前で呼んであげたいものです。

