何となく観ていた『あなたのことはそれほど』。


閃きがありそうなのに何となく自分のなかで未消化だったこのドラマ。


物語の最後は『運命の出会いはまだない』で締めくくられていましたが、これってただの不倫ドラマではなく今も独身村に生息する恋愛できない私たちにむけた言葉でもあるのではと私は感じていました。



主人公美都はずっと多感だった頃の過去の気持ちに縛られて生きてきて、結婚し、まぁまぁイイお年になったのに、あんなにも自分に正直なれる人。


旦那さまである涼の気持ちを考えられないかわいそうな人。
身勝手で許せません。


ただ、『今の一番』を見つけられず、今をみようともせず過去に縛られている。

時間が進んでいることに気づかず、このままじゃどんなに時を重ねても

「ずっとずっと運命は見つけられない」

と言われたみたいにラストはドキッとしました。


実は大きい声では言えませんが美都を嫌いになりきれなくてもやもやしていた私   (笑)
美都が親友香子に彼が出来たときにその彼が、歴代何位なのか尋ねた際(しかしこれは幼稚な質問)、目から鱗の名言がありましたね。


「それ比べても仕方なくない?  いや、あの頃好きだった人は、あの頃の自分が好きだった人。冷凍保存でもしとかない限り、今は自分も相手も変わってる」


わかっているようで、心が置き去りな私たちに、ただ「今の自分を見つめよ」とやさしく諭してくれるそんなドラマでした。



今の自分を見つめる。
ここでも瞑想の大切さです🌙