事故に遭った息子は | アジアに響く鐘の音

事故に遭った息子は

中国での思いがけない事故。


それも一番小さな息子が被害にあいました。


海外で、事故にあった場合

どのように処理したら良いのかわからず

全て中国人アシスタントにお願いしました。



彼の連絡先や名前などを聞いて、彼は帰し

私たちだけが迎えに来てくれたドライバーと共に

病院へ行こうということに。


診断結果が出たら、電動自転車に乗っていた彼に

連絡をすることにしたのです。



ところが・・・



迎えに来てくれたドライバー。


結構、貫禄のあるおっちゃんなのですが、

そのおっちゃんが、自転車の彼に一喝。


「お前も行けよ!!」

「一緒に行くのが当たり前だろうがぁ!!むかっと。


まぁね。

病院に行って説明するのも、本人がいたほうが良いだろうし・・。


いうことで

自転車をすっ飛ばす彼の後ろを

私たちが車で付いていくかたちで

病院へと向かいましたDASH!



病院では、息子を跳ねてしまった彼と

私たちのドライバー、夫、私、娘、

そして被害にあった息子の6人で

重症・重態の人専用の

救急診察室へ行きました。


頼もしい、ドライバー。

何処までも付いてきてくれて

ちゃっちゃと処理してくれます。



でも・・・・

待てど暮らせど、診察してもらえません。


???


何がどうなっているのか・・・

思ったらですねぇ。


息子を跳ねた彼が


「診てもらう金なんかないっす」

ドクターに告げてたんですね。


ドクターは

「金の無いやつは帰ってくれ!!」って感じで。


えぇっ。


あり得ないでしょ。


怪我をしている息子を目の当たりにして

帰れ!!

とは・・・・ガーン


いや

金が無い・・っていう彼も彼でしょ。。

かなり無責任。

(この辺りも中国らしい)


多分20分くらい待ったかなぁ・・



結局うちの夫が

「私が払う!!」と言ったので

問題解決。


そりゃぁそうでしょ。


だって、お金の問題じゃないもの・・。



でも

払うと言ったとたん

診察が始まりました。



簡単な英語くらいは、話せるドクター。


息子に痛いところを聞いていきます。


それに「イエス」とか「ノー」とか答える息子。。


どうやら骨は折れていない様子。


でも

外から見ただけでは分からないので

頭の部分はCT、脚はレントゲン

内臓の状態はエコー、

口の中の状態は口腔科で。。。

ありとあらゆる検査をすることに。


結果・・・

何処にも異常は見られませんでした。


口を切って

唇がめくれ上がっていたのと

顔の擦り傷

脚は打撲。

それと放り出された際に出来た傷。

ドクターは、打撲がひどい・・と心配してたけど

それくらいだったから。


処置室で

消毒をしてもらい

痛み止めと消毒薬を処方され

最後に

「検査では、大丈夫だったけれど

もし、吐き戻したりしたら、すぐに病院に来なければいけないよ!」

ドクターに言われて

診察は終わりました。



そう

子供を持っているお母さんなら皆さんご存知でしょうが

頭を打っていると

その時は大丈夫でも

後になって症状が出てくることがあるんです。

そのサインが、吐き戻し。

24時間~48時間ほどは

油断してはいけない・・・と

教わりましたよね。


すでにあれから24時間は経っています。

今のところ何もなく、大丈夫。

多分、何ともないと思います。


よかった・・・・。


身体が軽いせいか

大したことにならなくて。。。



結局、夫が払ったのは800元ほど。

でも、保険がきくので実際の負担はゼロなんですけど。


その他に、手当てをしてもらったお金が多分70~80元。

それも夫が払おうとしたら

ドライバーが、電動自転車の彼に

「お前が払え!払ってこいよ!!」と渡していました。

しぶしぶ、彼はその支払いをして

謝りもせず、逃げるように去っていきました。



いいよ、それでも。

息子の命が助かっただけで・・。


謝ってくれなくたって、お金を払ってくれなくたって


息子が元気でいてくれたら。




病院を出た私たちに


ドライバーが一言。



「なんで電話くれなかったの。

電話くれれば、どこにだって乗せていくのに。

そうすれば、事故なんて遭わなくて済むんだから」と。



でも・・・

事故に遭わないために

常に車で移動するなんて。。。


そんなの耐えられないですよね。



それに私たち

歩くの大好きなんですもの。。。



中国でのささやかな楽しみ

街を歩いて新しい発見をする。


それすら取り上げられたら

こんなところ住んでられない!!