旅行会社のチラシによく使われている、
異国情緒漂う雰囲気を前面に宣伝されている観光地の紹介だが、
ここでは一般的にあまり知られていない裏話しを書くことにしよう。

大浦天主堂、グラバー園、オランダ坂がある
東山手、南山手界隈は昔、外国人居住区とされて来た。
港を見下ろす丘は優雅な住宅地のように思うが、
外国人が住むようになった本当の理由は、
土地が安かったからだそうだ。
実は、浪漫よりも現実的だったよう。
トーマス・グラバー氏は立派な商売人だったことがわかる。

大浦天主堂:以前は、左右に1本づつあった古いヤシの木だが、
天主堂を前に見て右側のヤシの木は3年半程前の台風で倒れたよう。
アンバランスになってしまった。

イタリア的生活で人生を3倍楽しく


旧香港上海銀行:今は記念館となっているが、
天井の高い石造りの部屋がとても素敵だ。
またバルコニーからの眺めも素晴らしい。

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旧英国領事館
一般的な観光コースではほとんど素通りされるが、
国指定重要文化財になっている。
昭和17年まで使用されていたが、今は閉まっている。

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東山手12番館:プロシア領事館として建てられたと言われる。
わが国の領事館建築では最も古いとされるコロニアルスタイルの建物だ。
天気のよい日にここのベンチに座って港を見下ろしながら
読書をするにおすすめのスポットだ。


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オランダ坂:有名な割りにえっこれだけと言ってしまう位短い坂
なのでがっかり名所とも言われている。
昔、東洋人以外の人がよく通行していた。
当時はその人々をオランダさんと呼んでいたのでこの名前がある。

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