わたしの実家は原爆中心地からわずか1~2キロ程の距離にある。
浦上天主堂や原爆資料館など数々の観光名所にも
歩いて行けるほどの距離だ。
原爆落下の事実は戦争の傷跡であり、
今も負の遺産として残っているが
それ以前に根付いていた長崎の重要な歴史的遺産もある。

近くの山里小学校は被爆したにもかかわらず
校舎の一部は平成になるまで残っていた。
平成1年には、近くにある浦上天主堂のイメージで
校舎が新たに生まれ変わった。
プールは体育館の屋上にあり見晴らしが良いという
オリジナリティー溢れる建築になっている。


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校内には原爆資料館や記念碑もあり、
校舎の裏には戦時中に使われていた防空壕後もわざとそのまま残され
年間15万人の訪問者があるという小学校としては他に類を見ない
学校である。
また校門は365日開いており、観光コースにもなっている。

ちょうど幼馴染の子供(小学校2年生)が通っているので
一緒に行って今回は用務員のおじさんに校内を案内してもらった。


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赤いレンガの建物に紅葉が重なり素晴らしかった。
まるで私立の短大かなにかを思わせるような建物を見て
これが公立の小学校だとは思えなく友達の子供に何度も
「いいなあ~こんなところで勉強出来て!」と言ったが、
本人にとってはそれが当たり前、どこまでわかっていたかは疑問だが、
大きくなったときに誇りに思うことだろう。


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