昨日の読売新聞にリクルートの海外旅行情報サイト
「エイビーロード」が海外旅行者を対象に行った
「渡航先満足度ランキング」が載っていた。
(以下読売新聞からの抜粋)
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1位は今日「ベルリンの壁崩壊」から20年を迎えるドイツが輝いた。
2位は広大な自然を誇るカナダ、
3位にはハワイのオアフ島以外の島々が選ばれた。
イタリアや韓国など、人気旅行先がベスト10から落選する
以外な結果となった。
海外旅行で「行きたい国」と「実際に行って満足した国」
とはどうやら違うらしい。
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わたしはこの記事にとても納得してしまった。
特に「行きたい」と「満足」は違うということに。
真っ先に頭に浮かんで来たのは良くも悪くもイタリアのことだ
イタリアの雑誌「Bell’Italia」(2009年9月号)には
POCHI SERVIZI E PREZZI PAZZI PER I GIAPPONESI
と題する記事もあった。
日本人にとってろくなサービスも提供してくれないのに、
びっくりするほどの値段を要求する。という意のタイトルだった。
このところイタリアでのぼったくり事件のニュースをよく耳にする。
ローマの飲食店での事件や(今年6月ローマのレストランで
日本人観光客が前菜とパスタだけのランチの支払いに
700ユーロ(約95000円)を請求された。)
また、コロッセオで記念写真の事件
(日本人観光客が古代ローマの兵士の服装をした
イタリア人男性と並んで記念写真を撮ったところ、
男性から20ユーロ(約2700円)を請求された。)
昔から日本人を狙うぼったくりはよくあったものの、
シビアなご時世においては無視することはできない。
その結果ははっきりと数字にも表れているようで
1997年に217万人を数えた日本人の旅行者は、
2007年に147万人にまで減少したそうで、
その原因はイタリア国内のサービスの水準が低いせいと
ユーロの導入で物価が急上昇してしまったことかもしれない。
いずれにしても10年間で100万人も減ってしまったとは驚きだ。
わたし個人的には、
イタリアはたくさんの素晴らしい要素を持った
とても良い国で今まで世界中の多くの人達を魅了して
きたのだから頑張ってほしいと心から願う。
そう願うものの、やはり実際には
今年のわたしの渡航先満足度ランキング1位は
ハワイ島なのだから統計に当てはまっている。