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◆ 1 ◆
以前、『「大人な…」という言い方』(2014/3/11)、『「美人な…」という言い方』(2016/5/25)で、名詞を形容動詞のように用いる傾向について述べたことがあります。言わば、“名詞の形容動詞化” の傾向です。この傾向は、昨今も依然として散見されるようです。
◆ 2 ◆
例えば、千葉県が廃止を検討中という障害者向け保養所の宿の話を取り上げた『五つ星』(杉浦正至)というコラム〔『東京新聞』2026/3/8(日)〕。「周辺のリゾートホテルに比べたら特別豪華なわけでもないが、随所に配慮の行き届いた超バリアフリーな宿だ」そうです。この「バリアフリー+な」という言い方が気になりました。「バリアフリー」という名詞〔註〕を形容動詞のように表現しています。「バリアフリー」を形容動詞のように表現するなら「バリアフリー的な宿」とするか、そもそも名詞のまま「バリアフリーの宿」でよいのではないでしょうか。
〔註〕名詞・形容動詞の「フリー〔free〕」という語がありますが、「バリアフリー〔barrier-free〕」は名詞です。ただし、原語における “フリー” のスペルは同一でも、意味するところは別のようです。
◆ 3 ◆
例えば、全国紙『東京新聞』〔3/13(金)〕に載った地方紙『神戸新聞』の記事の紹介。芸術文化観光専門職大学学生の漫才コンビは、「アートで芸術なマンザイ」を目指し、笑いのとり方を探っているとか。「芸術」は言うまでもなく名詞です。これに「な」をブラスすることで “形容動詞の連体形” のような使い方をしています。「アートで芸術なマンザイ」は、本来の表現なら「アートで芸術的なマンザイ」だと思うわけですが、どうでしょう。
◆ 4 ◆
以上、二例の “名詞の形容動詞化” について記録しておきたいと思いました。なお、よろしかったら末尾に表記のブログを覗いてみてください。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
■■以下に、カシオ電子辞書収録の『明鏡国語辞典』を引用させて頂きました。用例の箇所は改行させて頂きました。用例中の、見出し語を表す記号〔 ー 〕は文字表記に変えさせて頂きました。■■
『明鏡国語辞典』第二版
バリアフリー[barrier-free]
〔名〕
高齢者や障害者の日常生活に妨げとなる障害(バリア)を取り除くこと。段差の解消など、物理的障害の除去ばかりでなく、社会的・制度的・心理的障壁の除去も含めていう。
フリー[free]
〔名・形動〕
1 自由であること。束縛・制約などがないこと。
「フリーな立場から意見を述べる」
2 フリーランス。
「フリーのカメラマン」
3 料金などが免除されること。無料。
「タックスフリー」
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「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 宮沢賢治」
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