それは、ただ帰り道ではある…
帰り道は何かしら予期せぬどんでん返しが待ち構えているものだ
前回の和歌山は湯の峰温泉→川湯温泉 仙人風呂
クロックスを手にハメた全裸で遠い目をした布施博遭遇を後は帰路につく
逆算してもレンタカー返却予定時間までまだ時間はある
天気もいいのでぶらりぶらりとまた寄り道などして帰るのもよかろう
ひとまずいつも湯の峰温泉に訪れる際には必ず立ち寄る上富田町にあるホームセンターと地域物産スーパーが合体したコーナンへ
ここ最近、我が家ではブームになりつつある「行き先々で購入するご当地お米食べ比べ」
農家が直接卸していて精米したてのお米が並ぶので試しに少量づつ購入して楽しんでいるのだが…
前日に「千枚田のお米」を購入したというのに、こちらでもお米を探す
もちろん和歌山県なので、梅干し、みかんなどの名産もたくさん並ぶのも忘れずに品定めしておこう
一通り特産品をチェックし終えた私はまたしても地域観光紹介しているテレビモニターにつられてしまう
そして熊野ジオパークなるVTRに釘付けになる
興味をそそる情報がこれまた豊富に紹介されていたことに、まだまだ和歌山県も奥が深く好奇心を掻き立てられるなぁと感心している
何見てるん?っと声をかけてくる妻
おもしろそうなところがいっぱいあるよ 私
…な会話の後…
その観光情報紹介VTRで一番近そうで気になった救馬渓観音(すくまだにかんのん)というドデカい岩窟が本堂の屋根に突き刺さっている状態のお寺がこの場所から10分程度なので早速行ってみた
南紀最大級の厄除け霊場らしく由緒ある歴史的背景や由縁ある物語もあるだろう…
到着してみると各地から来られ来客数も多い人気のパワースポットのような印象
ここは何?少し違和感を感じるが私たちの気になるのは岩窟の突き刺さった本堂がいったいどんな状態になっているか?だ
しかし
なんだろうか?…この違和感
山肌に設置された観音像は
ありがたみに欠ける
なんなんだろうか?…この冴えない遊園地のアトラクションのような配置
凝縮された安易な印象のなんでもかんでもご利益に直結しそうな参道に設けられた各種ムリやり感…
なんだかお金のかかわる臭いと観光地すぎる感が拒否反応を起こしているが…
岩窟突き刺さって侵食してる本堂屋根部分だけでも目にしよう
確かにすごく摩訶不思議ではある
来客者と目的が違う感じが凄まじい場違いな私たちは、そそくさと移動
あーー
かわら投げがある
かわら投げは別だ
かわら投げは子供心をくすぐる
はい!100円 笑
こうなるともう仏様を利用したゲーセンみたいなイメージになってきた
かわらを100円で購入してかわら投げ会場を目指すが行けども行けども会場への道標ばかり
参道をひたすらかわらを握りしめたまま
鐘がハート型だろうが
赤いハート型のペラい絵馬(500円)とか箸(300円)とか
ハート型の穴を探すと運気upとか…
もう、どうでもいい
私はこの手にしたかわらを投げたい
参道脇の岩の隙間にある小さな稲荷大社(稲荷さんもあるのかい)とか
トイレ前にあるトイレの守護神とか、
石の階段が四国八十八ヶ所霊場の砂が埋められているとか…
アトラクションはもういい 笑
とにかく手にした「かわら」を投げたいんだ
かわら投げ会場 到着
シャボい…
ほぼ山上まで歩かされた「かわら投げ会場」は参道から少し離れた場所にあり、これまたシャボい経費を削って後付手作り感満載の的
それを目掛けて投げる
目に入る景色は工事用重機が開拓し山肌を削り作業途中のような景色…
げんなりしてこの場を離れる 笑
とにかく気をとりなおしたいという意思疎通だけは無言の夫婦間で一致していることを感じた
という理由で妻の行ってみたいという紀伊田辺駅前にある老舗有名ケーキ屋さん「鈴屋菓子店」を目指すことに
便利になったもので携帯で検索すればすぐに調べられる
住所を調べ、ナビをセットして移動
駅前周辺で少し町感があるが、さすが人気老舗
鈴屋菓子店
ひっきりなしにお客さんが来る
妻お目当の「デラックスケーキ」「レモンケーキ」を購入
老舗だけあって何とも味わい深いレトロな雰囲気のパッケージ
少々値は張るが旅の土産だ
よかろう問題ない
そんな味わい深い包み紙を見てしまった私は…
旅行前に事前に調べていたレトロパンのことを思い出した
ということで私の要望で地元ならではのレトロパンを探すという目的へと移行
さっそく便利な携帯から検索する
私が求めるレトロパンは和歌山県みなべ町の味もレトロ、パッケージもレトロ、地元で人気との「室井製パン所」
あいにくお店は日曜定休日との検索結果だったので卸している店舗はないか?と再検索するとイオン以外の地元スーパーなら取り扱ってるようだ
イオン以外…
地元スーパー
少し寄り道に時間を使ってしまった
ただ単純に家の醤油が切れたという理由ではあるが寄り道の予定にまだ湯浅醤油を買いに行くというノルマも残っている
湯浅に寄って帰りの時間とレンタカー返却時間を逆算するとそう遠くまでの移動は不可能だろう
突然思い立っただけのレトロパンにそこまでの真剣に取り組んでよいものだろうか?
今いる位置からスーパーを検索するも少し距離がある
検索結果から一番近いスーパーに寄ってみたが室井製パンのレトロパンはなかった…
時間も時間なので諦めて湯浅に向かおうという答えを出した
しかし
諦めて走っていると検索結果にヒットしなかったのか?小さなダイエーの横を通り過ぎたのだ
西部警察のようなハンドルさばきでUターンをしダイエーへ
先ほどのスーパーには取り扱いがなかったのでそこまでの期待はしていない…
ただダイエー駐車場にこのポスターが!
千眼美子a.k.aフミカス
宗教、改名、洗脳?など…話題も忘れかけたその人
映画化?何の?ポスター
少し気を取られたが入店
スーパーならではの、わかりきった配置の陳列棚に目もくれず一目散にパンコーナーへ
あったーーーー!コレだーーー!
なんとも懐かしい雰囲気のレトロなパッケージ
色味もフォントも想像通り
飾りっ気ナシ!迷いナシ!透けてみえるソレはパンでしかない
パンであることをパン自体が納得してパンであることを誇りにさえ思ってるように主張している
人気の「ホームパン」購入
きっと何か?得体の知れない導きがあったのだ
あっ!そうだ!千眼美子!
幸福の科学だ
見えない力を感じたぞ
入信など決してしないが…笑
時間も少ないので湯浅へ急ごう
アレっ?湯浅ってこんなに近かったっけ?何故か?思った以上に早く湯浅に到着
さっそく醤油探し
42号線沿いにある湯浅醤油は観光バスも対応できるほどの観光コースで建物も現代的で新しい
蔵の方は、やはり古くから続く醤油の蔵という 風情ある感じで雰囲気はあるのだが想像とは少し違った感じがする
しかし店舗内の醤油の陳列は種類も豊富で醤油試飲も可能
自分好みの醤油をペロリと舐めながら探し出せるのも画期的な趣向だ
なかなかの数が取り揃えられているので選ぶのも楽しい
中でも際立った一押しの醤油が目につく
「魯山人醤油」
オートメーション化された大量生産で簡単に作られる醤油とは違い、昔ながらの受け継がれた技法で作られた醤油
しかも魯山人醤油の原点は北大路魯山人とのこと
マンガ「美味しんぼ」の口うるさい美食家 海原雄山がこの人のモデル
北大路魯山人の説明もかなり興味深く経歴やエピソードも異質だ
そしてこの魯山人醤油はその北大路魯山人に因んだ自信作という醤油なわけ
高くても買わない理由など、ない
各地のお米食べ比べだけでは飽き足らずとうとう調味料にまで手を出してしまう
魯山人醤油 購入
しかし私の過去の記憶では、湯浅にまだ古い雰囲気の醤油蔵があるはずだったのが気がかりになり別の醤油を検索
そこで検索ヒットしたのが「角長」海へと繋がる流入河川沿いで重要伝統的建造物群保存地区の中に位置する
江戸時代から続き、妥協ナシの機械化に一切頼らず、生粋の職人の目や香り、舌で伝承され受け継がれている本醸造醤油
本店の店構えも老舗 醤油蔵で堂々としている
女将さんも風格がありながらも丁寧で長年の経験豊富さがものをいう説明
質問しても即座に解答が備わっているという説得力
女将さんの推薦する醤油はそれだけでも十分に信頼感がある
女将さん曰く
隣りに資料館があるから今ならまだ間に合うから寄ってみなっと言われ
もう醤油の歴史が知りたくなり資料館へ
醤油の成り立ちだとか
(金山寺味噌の漏れ落ちた汁が醤油のはじまり)
製法と蔵の関係の重要性
(蔵のハリの補修修理をした際その下の桶だけがうまく発酵しなかった)などの逸話も残っているほど繊細で手間暇が、かかる
後で知った推薦された醤油がその推移を集結した醤油だったのは女将さんの心意気を感じた
帰りの寄り道も大満足で道中の車内での旅の話題ならいくらでもあった
かなり充実した
伊勢神宮→丸山千枚田→湯の峰温泉→川湯温泉→田辺市周辺→湯浅町の旅
気をよくして何事も挑戦と冒険という気持ちのまま
いつもレンタカーの時には夜ごはんとしてまぁまぁな頻度てま利用するラーメンチェーン店
挑戦と冒険心の精神でいつもと違うメニューを夫婦共々注文してみる…
クソ不味かった…







