出生率が1.3を割り込んだと言う事で子供が少ないと言う事を言っているのは
誰もが知るところだが、そのために何をするのかという事がいまいち分からない。
保育所を増やすとかという事を言っている人もいるし、結婚を支援すると言う声もある。
その中で、興味深いデータがあった。
結婚率、つまり結婚している人の率を表しているものを年齢別にプロットしたグラフが
あるのだが、これを見てみると1950年と1970年の時の調査結果は大きく変わらなかった。
この時のグラフの特徴は、30歳になるまでに80%超が結婚しており、そこからも少しずつ
増加して最終的には90%を超え、70歳当たりから急激に減って行くのだ。
減って行くのは結婚相手との死別などであろう。
それが2010年のデータでは、30歳で結婚している人は全体の40%程度だそうだ。
そこから70歳まで少しずつ高くなっていくが、昔と違い90%には届かない。
平均の初婚年齢が30歳を越えたというニュースもあるが、影響はこれほどとは思わなかった。
結婚している人数がこれだけ少なくなっているのだから、出生率が下がるのも納得では?
保育所だどうだと言う前に、結婚率を上げた方が良いのでは?