ビジネス実務法務検定の3級と2級を受験した。

会場は立川の商工会議所で、受験者数は3級が150人、2級が100人程度。
受験者層は3級は中高年と女性が多い印象だった。
2級は20代30代が多く、女性も3級よりは少なかったが情報処理試験と比べるとかなり多い。
そして前回私が受験した情報セキュリティ管理士試験よりも明らかに周りの人が頭が良さそうに見えた。
3級はほとんどの席が埋まっていたが、2級は諦めた人なのか空席が結構あった。
試験前に勉強している人の本を見ると公式テキストや公式問題集の人が多かった。

試験時間はどちらも2時間で、試験開始30分後~終了10分前までの間なら途中退出できる。
3級は1時間程度で退出している人も多かったが、
2級は解答するのに時間がかかるので3級と比べると途中退出者は少ない。

試験の印象としては、引っ掛け問題はなく、素直な問題が多い。
そのため、分からない問題であっても常識的に考えれば分かったり、
問題文・選択肢の表現、ニュアンスから正解を予想する等のテクニックが使えると思った。

勉強方法としては2級も3級も公式問題集だけで合格でき、
公式テキストは不要と感じた。
ただし2級に関しては最低3周はして、わからない用語については
概要だけでいいのでネットで調べる必要はあると思う。
2級はゆっくり解いていると時間が足りないので日頃から文章に慣れ、
読むスピードを上げるために読書等をしておいた方が良いと思う。
また、3級で時間が余らないという人は勉強不足というより、
文章を読むスピードが遅いのではないかと思われる。

試験の難易度としては3級の合格率が7割程度、2級の合格率が4割程度であるから
法律系の資格の中では簡単な方だと思う。
ただし、受験者の中には法学部・法学部卒の人がいることも考えると、
今まで法律の勉強をしたことがない人にとっては決して油断してはいけないし、
それなりの勉強が必要だと思う。
実際私も理系で法律には縁がなかったので勉強はかなり大変だった。

この試験は民間試験ではあるが、一般常識として、また法律の入門としてお勧めな試験だと思う。
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