お金は大事! 支払いのリスクヘッジについて | 貿易のお仕事しています!

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おはようございます。

本日は支払いについてお話をさせて頂きます。


ビジネスにおいて支払いや入金は特に大切ですね。

まあ、お金を得る為にビジネスをしてるんですから、
あたりまえではあるんですが・・・・。



それでももし、お金を払ったのに商品が届かない・・・。


商品を送ったのにお金が入金されない。


こんな事になったら大変です。


初めての取引になれば、なおさらシビアに考えなければなりません。



一般的に海外への支払い(入金)には各国の銀行から「海外送金」と言う方法でお金を送ります。


銀行へ行って、

窓口で「海外送金したいんだけど」と。

○○銀行の口座番号XXXXに「いくら(金額)」を記入して送金手配するだけです。


貰う方もそうです。


相手方に同じ様に手配をして貰えば良いわけです。



でも、お互いが初めてであれば、やっぱり不信感はありますよね。



そこで、お互いが安心して取引が出来るように「輸入信用状(L/C)」というモノを介して、
取引をする場合があります。



輸入信用状??


一般的にL/C(エルシー)と言いますが。


買う側(輸入者)が自国の取引銀行から発行し、
売る側(輸出者)の取引銀行へ支払いを証明するモノです。

簡単に言うと私の会社が三菱東京UFJ銀行にチャイナバンクの中国AA会社へ、
1000万円(ドルなら125,000ドルほど)のL/Cを開くんです。


これなら、お互い自国の銀行が間にはいる為、安心ですよね?


これにより、売る側は確実にお金を貰えますし、
買う側は前金の必要が無くなり必ず商品を入手する事が出来ます。


ただし難点と言えば、銀行に対して手数料が発生する事と、
内容を詳細に記載しないといけませんので手間が掛る事です。


今はインターネットが発達したんで訂正なんかも割と簡単ですが、
10年くらい前まではタイプライターで打ってました。(笑)


数字を間違えると全て打ち直しで・・・・かなりしんどい作業でした。

1件のL/Cを開く為の書類作成に半日ほどかかってましたよ。(泣)




さて、このL/Cの手数料ですが。

各銀行によっても違うのでここのところは何とも言えませんが大体こんな感じです。


*こちらが買う側(輸入)の場合で言うと。

海外送金であれば、1件あたり4,000~5,000円くらいですが。
(外貨や円価でも変わります)

輸入信用状(L/C)であれば、

L/Cの開設料が1件あたり10,000円~。
L/Cの保証料が開設金額に対して0.1~%/3ヵ月毎。
L/C決済費用2,000~3,000円くらい。

ざくっとこんな感じで掛ります。

1,000万円の取引であれば保証料が10,000円掛りますので、
銀行に対して支払う手数料が22,000~23,000円ほどになるわけです。

*海外送金が5,000円くらいなのに対して、23,000円って高くないですか??




また、この輸入信用状ですが銀行が支払いを保証する為、
ある程度銀行に信用が無いと開設する事が出来ません。


支払いリスクをヘッジする良い方法ではあるのですが、
銀行に対してのハードルが高いんですね。


ですので新設会社などで銀行に信用力が無い場合で相手側からL/Cを要求された場合は
商社などに依頼してL/C開設を代行してもらうなど他の方法を考えなければなりません。


また、手数料が掛ってしまいますね・・・・。(泣)