アイコンにマークがついて表示されるようになります。
これはそれぞれ、緑はリポジトリのものと同一である、
赤はリポジトリのものから変化がある、青はリポジトリにない
追加されたファイルである事を意味します。
このアイコンで状態を教えてくれる機能をアイコンオーバレイといいます。
これはwindowsの仕組みを利用していてwindows上で数の制限があります。
その為、他ソフトでこの機能を多く使っているとTortoiseSVNのアイコン
オーバレイが正常に動作しない事があります。
その際には使用しているアイコンオーバレイをレジストリから削除する事で
解除して、正常に動作するようにしてやる必要があります。
![$Hello, Stupid World!-svnアイコン](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/01/trap-z/3e/94/p/t01930325_0193032512491043175.png?caw=800)
この変更があったファイルをコミットしてやる事でリポジトリに
コピーされて、同一となり緑で再び表示されるようになります。
1.コミット
コミットの方法は変更したファイル(赤いアイコンのもの)を選択して
右クリック→「SVNコミット」をクリックします。
すると、下記のようなコミット画面が表示されるので内容を確認して
OKを押します。
![$Hello, Stupid World!-svnコミット](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/10/trap-z/92/0b/p/t02200186_0618052212491300718.png?caw=800)
ファイル単位でもディレクトリ単位でも可能です。
どのタイミングでコミットするかはプロジェクトにより方針があるので
従って下さい。ない場合は作業単位が良いと思います。
画面の新規作成ならば、その画面に関わるものをまとめてコミット。
バグの修正ならば、そのバグに関わるものをまとめて。
Tracなどのチケット管理ソフトと連携する場合はチケット単位。
このコミットは何の為のものですと答えられるように。
作業コピーの元になるリポジトリのリビジョンを「BASE」と呼びます。
2.更新
人が編集した内容を取込む時には更新を行います。
更新したいフォルダ内やフォルダを選択して右クリック→「SVN更新」
すると、リポジトリから最新のものが作業コピー内にコピーされます。
他の人との整合性が合わなくならないように更新もこまめに行いましょう。
更新で取得されるリポジトリ内の最新リビジョンを「HEAD」といいます。
3.追加
新しく作ったファイルは、まだSVN管理下にない為、SVN管理下に追加
してやる必要があります。
対象のファイルまたは上位のディレクトリを右クリック→「TortoiseSVN」
→「追加」と押すことでSVN管理下となります。
![$Hello, Stupid World!-svn追加](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/10/trap-z/c0/b6/p/t02200106_0649031412491316811.png?caw=800)
この状態では管理対象に入っただけでリポジトリ内には保存されないので
リポジトリ内に保存するには別途、コミットを行って下さい。
4.バージョン管理から除外
「3.追加」でSVN管理対象に追加しましたが、逆に管理対象外にしたい
場合に行います。
右クリック→「TortoiseSVN」→「バージョン管理から除外し無視リストに追加」
→「ファイル名」を押します。
また、同一拡張子をまとめて除外する事も可能です。
![$Hello, Stupid World!-svn除外](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/11/trap-z/87/9c/p/t02200130_0800047212491324723.png?caw=800)
上部にはリビジョンの一覧があり、コミット者、コミット日時、コミット時の
メッセージが表示されます。
5.ログの表示
今までのコミット情報を見たい時にはログの表示を行います。
右クリック→「TortoiseSVN」→「ログを表示」
![$Hello, Stupid World!-svnログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/11/trap-z/26/bb/p/t02200150_0800054712491337708.png?caw=800)
下部にはコミットしたファイルが一覧で表示されます。
また、ログが多い場合には上部の絞込み条件や日時で絞り込めます。
6.差分表示
何を変更したか見たい場合には変更したファイルを右クリック→「TortoiseSVN」
→「直前のバージョンとの差分を表示」で下記のような差分が分かる画面が
開きます。
![$Hello, Stupid World!-svn_diff](https://stat.ameba.jp/user_images/20130407/01/trap-z/08/fb/p/t02200124_0800045012491055589.png?caw=800)
ファイルが分からなければ、上位のフォルダを右クリック→「TortoiseSVN」
→「ログを表示」→「直前のリビジョンと比較」でも可能です。
7.特定のリビジョンへの更新
ある時点でブランチを作成することを忘れてしまった場合等、以前のリビジョンに
戻したい場合があります。
このような時に「特定のリビジョンへの更新」を使用します。
方法は右クリック→「TortoiseSVN」→「特定のリビジョンへの更新」です。
![$Hello, Stupid World!-特定リビジョンへの更新](https://stat.ameba.jp/user_images/20130415/00/trap-z/2f/06/p/t02200184_0387032412500893808.png?caw=800)
こんな感じで表示されるので戻したいリビジョン番号が分かればそのまま入力
分からなければログから選択しましょう。
戻す場合には現在の状態にタグをつけておくと、やはり戻したいとなった場合に
便利です。
使う時にこれぐらいは必須かなという知識をまとめて紹介しました。