風をよむ | 昭和秘密基地帰還

昭和秘密基地帰還

こどもの好奇心に乗っかって一緒に遊ぶズボラ母の育児日記

この夏我が家は節電のためエアコンをほとんど使わず扇風機で過しました。

扇風機のヌルイ風に最初は汗だくでしたがそのうちそれに慣れてきて

少々の暑さにも耐えられるようになりました。

 

そんな暑さもひと段落。

朝晩は扇風機すら必要ないというほど涼しくなりました。 

そろそろ仕舞い支度・・という扇風機は今こんなことになっています。 

  

  
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羽カバーに細く裂いたティッシュを貼りまくっています・・。

スイッチを入れるたびにヒラヒラ~ヒラヒラ~。

タコだそうです。

別に害はありませんが見た目に鬱陶しい!!


これらのティッシュ、

息子がただ闇雲に張り付けたと思いきや、結構あーだこーだしながら作ったものです。


というのも、つける場所によってはティッシュが扇風機に貼りついてうまく風に乗らないのです。

ティッシュすべてを風になびくようにするには位置がとても重要で

息子はなかなかティッシュを思った通りの動きにできず何度も貼ったり取ったりを繰り返していました。

この出鱈目ティッシュは苦労の末の作品なのです。

 

  

このとき風の流れがどうなっているのかということを私が説明してもよかったんだけど

なぜ場所によってティッシュがなびくところとなびかないところがあるのか、

ということを自分で考えてほしいな~と思い黙っていました。

もしかしたらリンゴが木から落ちるのを見て重力を発見したように息子も何かひらめくかもしれない!

とちょっと期待してみましたがそんな天才的なエピソードは生まれず。笑

 

 

結局息子は夢中になって遊ぶだけでティッシュの動きの謎は解けないままで終わってしまいました。

 

でもまあ今はこれでよし。

いつか、本やテレビを見て、或いは学校の授業の内容からこの答えを見つけて

アア!これか!!と思うときがきっと来る。

あのときのアレはこういうことだったのかーーと知る時がきっと来るはず!

今ここで原理を説明して知ることよりももっと衝撃的な出会いが待っているはず!!


小さい頃冷たい水を入れたグラスの外側になぜ水滴がつくのかという謎が

中学校理科での「飽和水蒸気量」を習ってようやく理解できたときのような感動的な出会いが!!!

 

 

・・なんて一人で盛り上がっていたら

夫に「そんなもったいつけんと教えてやればー?」と斬って捨てられてしまいましたー。

 

ちっ。

浪漫のない男じゃ。