毎晩寝る前、息子は本棚から読んでほしい本を持ってベッドへ行きます。
この日息子が選んだのは、私の本棚から探しだしてきたものでした。
- たまご‐L’OEUF/ガブリエル バンサン
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私が愛してやまない絵本作家ガブリエル・バンサン。
その秘蔵コレクションの中の一つです。
お目が高~い♪
・・だけど・・こりゃ難しいものをもってきたなァ・・。
と思いました。
文字がなく、デッサンだけで描くバンサンの絵本の中でもやたら不気味なこの作品。
テーマも難解。
私自身解釈に戸惑う作品なだけに果たしてどう息子に読んだらいいのか・・。
ひろいひろい荒野に、おおきなたまごがありました
あるひにんげんがそのたまごをみつけました
そのにんげんは驚いて皆にそのたまごのことをしらせました
するとそのたまごをみにたくさんのにんげんがやってきました・・・
うううう~ん。
この絵本に文章をつけて読むなんて野暮だわ~・・。
できれば息子がもう少し大きくなってひとり手に取り、
自分でこの絵本を見て感じてほしいんだけどなあ。
結局後半部分から私は無言になってしまいました。
息子も鬼気迫る画に圧倒されてしまったのか黙ってただ眺めるのみ。
最後までめくり、「おしまい」と言ってページを閉じると息子は何も言わずに頷きました。
そして電気を消し布団にもぐりこむと、私に内容についていろいろと話し始めました。
私はただそうだね~。どうしてかな~。どうなんだろうね~と息子の感想に相槌をうつのみ。
息子なりに心に響いた何かを壊したくない気がして。
息子の心も成長のきざし。
たまにはこんな読み聞かせもいいかな。
- アンジュール―ある犬の物語/ガブリエル バンサン
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バンサンといえばこれ!
どのページも額装したいくらい素敵だ~!!
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バンサンの素描集
その場面の空気が伝わってきます

