週末、また森に出かけました。
そこで見たことのない木の実を拾いました。
テニスボール大はあろうかという木の実。
分厚い皮を剥くと、中から巨大な栗に似た実が出てきました。
田舎育ちで、
小さい頃から野山に交じりて木の実をとりつつ遊んでおりましたが、こんな実は見たことがありません。
近くでこの木の実を拾っていたおばちゃんに聞くと、これはトチの実というのだそう。
これがトチの実か~!!!
信州へ言ったときに何度か食べたことのあるトチ餅。
こんな木の実から作られるのですね~。
おばちゃんが自宅でもトチ餅が作れると教えてくれたので、私も作ってみたくなり
我が家も夫と息子を総動員してトチの実を拾って持って帰りました。
帰宅しネットでトチ餅の作り方を検索して驚きました!!
トチ餅を作るまでなんと!2か月弱もかかるというのです!!
皮をむき、水に数日浸し、その後天日で干して~・・とかなり手間暇がかかるのです。
何度か茹でててあく抜きしたらいい・・くらいの感覚だったのでその工程の多さにたじろぎましたが、
苦労して拾ったトチを無駄にするのももったいない!と、ダメもとでトチ餅作りをはじめました。
現在第一工程。皮をむき水に2.3日浸す
息子と一緒に皮をむき瓶に入れて水を加えてみました。
果たしてこのやり方でいいのか悪いのかわかりません。
ネットにで調べた作り方の通りにするしかありません。
・・おそらくこのトチ餅造り、失敗すると思います。
途中の工程でダメになる公算がかなり高い・・と思います。
というのも、こういった作業には大抵おさえないといけないポイントがあるからです。
昔祖母が自家製の味噌を作るのを傍らで見ていたとき、
祖母は私に
「大豆を茹でるときはね、このくらいの柔らかさになるまで煮るんだよ」
「大豆を広げるときはね、手のひらを使ってね、こうしてこうして~・・」
と、長年の経験で得た大事なポイントを教えるのです。
そしてそのちょっとしたコツを知ってるかどうかで出来上がりが違う、
と祖母は繰り返し私に話してくれました。
そのような作業における大事なポイントを全く知らない私。
うまくできるわけがない!!
・・でもチャレンジすることに意義がある!と思っています。
このトチ餅作りで、私が学ぶであろう、
①無謀だと思われることにチャレンジすること、
②うまく作るための情報収集すること
③沢山の工程を正確にこなすこと
③失敗したことを次に生かすこと
・・を息子に傍で見てもらいたいなと。
いつか息子が何かにチャレンジしようとする時に
そういえばお母さんも失敗しまくってたな―と思ってくれればよし。
途中で失敗した時に、お母さんもめげずに頑張ってたな―と思い出してくれれば尚よし。
そんな思いを秘めたトチ餅作り。
息子には助手として今後も作業のお手伝いをしてもらいます。
失敗を繰り返したとして・・5年後くらいにはおいしいトチ餅が食べられるといいなあ。


