新聞やテレビで熱中症の報道を目にするたび、
うちはそれなりに対策をしているので大丈夫、と
熱中症を人ごとのように思っていたのですが、
先日息子が外出先で熱中症になってしまいました。
びっくりしました。
直前まで元気に遊んでいたのに、突然ぐったりとし、嘔吐、発熱。
急いで119へ電話・・という熱中症の典型パターンを実体験したのでした。
子供を取り巻く環境は、私の小さいころと激変しているんだな~と感じた出来事です。
昭和○○年代。
周りは森と田んぼと畑が続き、
海沿いの町なので常時海からの風が吹き、
炎天下で遊んだところで熱中症になることはなかった・・と思います。
その当時と比べ周辺は過疎化が進み、人口は激減。
人が減った分自然が増え、さらに田舎度が増しました。
都会のようなアスファルトの照り返しはないし、室外機の熱風などあろうはずはなく、
やはりこれは地球規模での環境問題のアレなのだと実感しました。
そしてさらに・・
かつて私が遊んでいた日本海。
当時は足首の深さですら魚が寄ってきて、ちょっと潜ると美しい海が広がっていたのですが、
現在は見るも無残な汚染海。
岩場に群がっていたサザエ、ニナ、海牛は見ることなく
見たこともない貝類が岩場を覆っていました。
波打ち際にはときどき不法投棄された医療廃棄物が流れ着き、
はだしで歩くのは危険だと聞きました。
息子を思う存分遊ばせれらない場所のなんと多いことか。
息子の生きていく未来はいったいどんな世界なんだろう・・と
鬱々としてしまいました。
