昨年10月にプラハフィルの演奏を聴きに行った時のことを思い出したので書き留めておきます。
開演前のコンサートホールの空気感は最高です。
私と同じように期待に胸を膨らませた観客達を、ボーッとながめながら、時折豪華な天井のシャンデリアやライトの輝きにうっとりする
しばしパンフレットを見ていると、さっきまで少なかった観客は増えていて、
ホールの温度が少し上がっていることに気がつきます。
舞台裏から管楽器の音が聴こえてきて、いよいよだなと、興奮は最高潮に。
私にはそんなルーティンがあります。
そんな中、
私の前を、すみませんと会釈をして通り隣の奥の席にマナーの良い二人組の女性が座りました。
待ち時間、そして曲間に、お二人はずっとお話をしていたと思います。
彼らの話を聞くつもりは無かったのですが、無意識に聞いていて、印象に残るものですね、、。
小学校の教師をされているお二人だと推察しました。研修の仕方や、内容についての意見や反省、お互いの考えを伝えていました。
熱心に仕事をされているんだな、と感心しました。
開演に近づくと、今日のプログラムについて話を始めました。
『私、全然知らない』
「ラフマニノフのこの曲は、ほらスケートで浅田真央ちゃんがこの曲を使ったよね」
『あーそうなのね。』
『さすがにドボルザークの新世界はあれね。私でも知ってるわ』
「そうだね。」
とありがちなこんな会話。
新世界が始まり、4楽章が終わると
『この曲が、新世界だったのね!遠き山に日が落ちてと最後の章が一致してなかったわ!』
少しだけびっくりしましたが、
こんなものなのかもしれませんね。
当たり前かもしれませんが、
クラシックは色々なタイプの曲がありますし、長い曲は長く、一曲の中に違うタイプの曲が複数入っている交響曲があります。
全部は知らなくても、一部はどこかできいたことがあることも多いですから。
芸術はどこを切り取っても芸術ですし、
奥が深いです。
難しく考えないで、是非クラシック音楽という芸術に耳を傾けてほしいです。
所どころに ナゼ?を頭に浮かべて聴いてみてください。
何故こんなに大きい音?
何故ここでトランペット?
何故バイオリンとピアノ?
何故こんなに静か?
何故ピアノのメーカーが違う?
今はYouTubeで素晴らしい演奏が簡単に聴くことが出来ます。