実家のパソコンからお送りしております♪






えー、やっぱり昨日の夜もいろいろと大変でしたよ!




妊娠中期に1回しか妊婦健診を受けていない、


うちの病院には1回もかかったことがない、



という、いわゆる飛込み分娩がありました。






経産婦さんで陣痛が来ていて


いろんな病院に電話してるけど


お産を受け入れてくれる病院が見つからない、と電話がありました。











そりゃそうですヨ。


初診の分娩をみてくれる個人病院なんてありませんて。


予定日もはっきりしなければ、検査もしてないから


感染症があるかもわからないし


実は胎盤の位置が悪いかもしれない、とか


何があるのかまったく予測が付かないわけですから。


しかも入院してきたらそういう検査一式しなくちゃいけなくて


何かみつかったらそれについても何かしなくちゃいけないわけで






さらに妊婦健診受けてないってことは・・・





入院費払ってくれないんじゃない?


ていうのがありますから。




個人病院さんはそこらへんシビアですから。


お金が払えない人はお産受け付けませんていう。








結局この電話の人はうちの病院にきたんですけど


週数は37週未満で早産に入るし


赤ちゃんは2500gもなさそうだし


何かが起こる予感がしたんですよね。やな予感だなぁ。。









陣痛が強くなってきたら、なんのきっかけでそうなったか


今でもわからないんですけど



赤ちゃんの心音がガタ落ちしたんですよ。


普通は110~160回/分くらいなのに


60~90回/分くらいになってしまったの。



酸素が足りなくてえらい苦しい状態ですよ。


お腹の中にいるから顔色見えないけど絶対真っ青。みたいな。




なのでママに酸素吸ってもらったり、体の向きを変えたり


いろいろしてみたんですが全然心音が回復しない!



普通なら酸素したら1分もしないうちに回復するんですけど


10分たっても回復しないんです。全然。





先生の口から、


「このままじゃFDするな・・・」

(おなかの中で赤ちゃんが亡くなってしまうことです)


という言葉が!




子宮口も半分しか開いてなかったので


あの言葉の出番。

















タラララッタラーン。



緊急カイザー!!









カイザーの準備をすすめる間にも赤ちゃんの心音は苦しいまま。


賞味30分、ずーっと心音が下がったままでした。


ほんとに赤ちゃん死んじゃうと思いましたヨ。あせりました。


かなりありえない状態ですから。そんなに心音が回復しないのは。





手術の承諾も、これから家族を呼んで本人と一緒にサインしてもらって・・・



なんて余裕もなく、口頭で本人に承諾を得たくらいですからねぇ・・・


待ってたら間違いなく助からなかったでしょうし。






で、手術室にいくぞ!とストレッチャーに乗ったところで


なんと破水!



破水したらさらに赤ちゃん苦しくなっちゃうかも?と思っていたら・・・

































回復してるヨ。ねぇ。








なぜに??


その現場に居合わせた人全員の頭上に?がたくさん飛んでました、確実に。




で、診察してみたら赤ちゃんすぐそこ!生まれそう!!てことで


すぐに分娩台にもどって3分後には生まれました。





やっぱりぐったりして生まれてきましたが


ここまでのいきさつを考えると元気に生まれてきたナァという感じでしたね。


もちろん赤ちゃんは小児科へ。

↑これについては私も文句はいいません(笑)







まぁ、いろいろあったけど、無事うまれてよかったよね。



お産の後に残されたのは、いろんなプリントが散乱したテーブルと


緊急カイザーだからと寝てるところをたたきおこされて


自宅から病院にでてきてくれた麻酔科の先生と手術室の看護師さんたちが。





えーと。生まれてしまいました。どうも申し訳ありません。


てな具合ですよ。







それにしても。先生もかなり本人にはビシッといってましたが


妊婦健診は受けてください!!



そしたら赤ちゃんの体重が小さめなのもわかってたし

(↑安静にするとかいろいろ対処はできるのです)


週数ももしかしたらほんとは違ったかもしれないし


ほんとに、ほんとに、お願いです。






赤ちゃんのために。






経済的に厳しくて・・・という場合もあるかと思いますが


そしたら助産制度といって出産費用とか免除される制度があったりとか


病院にもソーシャルワーカーさんといって


社会資源の活用の仕方について教えてくれる人がいたりとか


知られてないけどいろんな制度があるので


必ず市役所とか、その病院とかで聞いてみてください。


場合によっては支払いを分割にしてくれたりもしますよ。





あとは・・・


最後に毒を吐きますけど・・・

(毒に犯されたくない人はここでやめてくださいね♪)




























 

 

 

 

 

 

 





経済的な理由で妊婦健診を受けられない、という方は


基本的に妊娠するのは控えたほうがいいかと・・・



赤ちゃん育てるのって、妊婦健診など比較にならないほど


お金かかりますから!!


ママも赤ちゃんも、あとですごく苦労しますから。



経済的に苦しい人は妊娠するな!と強要しているわけではなく、


あくまで今の社会では、子育てには経済的な負担がついてまわってくるので、


自分にも、赤ちゃんにも責任ある判断と行動をしてほしいな、と


思ってしまうわけなのです。


この間の夜勤のあと、3連休♪中なのです。



ということでまるまる4日間分ほど、病棟の様子が


ぽっかりわかりません。





そんな状態で明日は分娩室担当。



たしか予定カイザーはあった気がします。


あとは…祭りが開催されるかどうかにかかっています。ふふふ。





でも、ベビー室に赤ちゃんが5人しか!



なぜなら最近うまれたそばから赤ちゃんが小児科に拉致されるから(;´Д`)




どうやら小児科にもマニュアルがあるらしく



ママのCRPが3.0以上だったら小児科病棟入院 とか

(CRPの値が高いと感染兆候があるってことなので)

↑風邪でも上がるんだけどね。陣痛がきてても上がるし…



体重が2490g以下だと小児科病棟入院とか





そんなことで連れて行くのくゎ!!


というものばかりでございました。




なので体重が小さそうな子は


体重測るまでの間、うんちするなよーおしっこするなよーと


祈りながら計測をするわけです。





ママのCRPが高いんだったら


ベビー室で採血だけして、赤ちゃんの状態チェックすればいいじゃん!


赤ちゃんのCRPも上昇したら小児科入院にすれば!!


その間ママは赤ちゃんに、24時間のうち2時間しか会えないんですよ?


授乳もできないんですよ!保育器にホイホイ入れちゃうから!!







小児科の先生の安心のために


母子分離が平然と行なわれています。


どうなの、これ。





そのへんの基準は病院によって辛口だったり甘口だったりするので


前いた病院ではそんなことはなかったのですよ。


点滴しなくちゃいけない子だけ小児科病棟で、


それ以外の、血糖測るだけとか、採血するだけの子はベビー室だったのに。












あ、今の病院では血糖測るだけとか採血するだけでもよさそうな子でも


上の基準に当てはまっちゃうともれなく保育器にいれられて


点滴、心電図モニター、さらには鼻から胃にチューブも入ります。



やりすぎだから!!





元気な子は負けじと、鼻からのチューブを自己抜去しています。


赤ちゃんなのに…いやなものはいやなのよね。・゚・(ノД`)・゚・。


で、抜くと入れられ、抜くと入れられ…を繰り返すと


そのうち、入れられなくなります。


が、がんばって自分で抜くんだみんな!!(>_<)




疲れて寝てしまいました…。



いろいろあったんですよ!おかしいですね…。




あさ、深夜の人から申し送られたときには何にもなかったんですヨ。




で、10時になったら今日カイザー予定の人が入院してきて


それと一緒に予想外のPIHの入院が来て、


その二人の入院の手続きやら指示受けやら


いろいろとやっておりましたらば





近所の病院から母体搬送が!Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚)


分娩停止と子宮内感染疑いということで。



救急車がきてからは


診察やら検査やら術前準備やらであわただしくなって




そうこうしてたら陣痛室に居た妊婦さんが


陣痛収まっちゃったから帰りたいって…ヽ(;´Д`)ノ





手術の準備で小児科に赤ちゃんの情報を持っていったり


忙しい先生をつかまえて、その人の診察をお願いして

(4月からうちの病院に来た、やっさすぃー先生だったからよかった…)




それからカイザーに入って


(実はカイザーに入る直前に破水した妊婦さんの入院が…


 さすがにオペに入るので違う人に対応してもらいましたが)



帰ってきてから記録の山ですヨ!



結局すべて終わったら8時過ぎでして…


おうちについたら9時過ぎでして…




お風呂入ってご飯食べたらいつのまにか寝ちゃってましたぁ。






今日はこれから長~い夜勤でゴザイマス。



なんにもないといいなぁ…







いや、あるんだな。


日勤で今日は婦人科の大きいオペがあるんだった…(・ω・`lll)

産婦人科のことについてなにやらテレビでやってましたね。



産科の医師がたりなくて閉鎖に追い込まれるところが多いって。







そりゃ、そうですよね。



自分でまさにその中にいるからわかりますけど。







激務だっていうことも理由のひとつですけど


やっぱり、訴訟をたくさん抱えやすい、というのが大きいのでは。



医師といえども人間ですから


訴えられても、自分の人生を犠牲にしてでも


患者さまのために尽くしたい!




と、そこまで考えている人のほうがきっと


割合としては少ないと思いますよ。




医師は神様ではないですから。


西洋医学も絶対ではないです。


助からない命ももちろんあるんです。





周産期死亡は、以前に比べかなり減ってきています。


他の、ガンとか、他科でこんなに減ってるところはないんじゃないでしょうか。


そういうところはまったく評価されません。


いわれるのは悪いところばかりです。




そんなに産科の医師は悪者なのでしょうか?



昨日のテレビを見ていて思いました。





たしかに、とっても大切な人が亡くなるのですから


訴訟を、という気持ちもわかります。


むずかしい問題ですよね。







私もちょうど1年前、医師がいなくなったために


働いていた病院の産科が休止状態になりました。


今も新しい先生がみつからないので閉鎖したままです。



その市では、市内にお産ができる施設が1つもありません。


個人病院ですら、お産を取り扱っていません。



院長は、全国の大学病院を訪ねて、医師の派遣をお願いしましたが


医師が足りないからと、すべて断られました。




市民からは、医師の生活なんてどうでもいいから


とにかく産科を再開しろ、といった投書もありました。





今の時代、みんな自己中心的な考えなのでしょうか?



産科を休止する直前は、3人の医師で


月70件の分娩と、産科・婦人科の手術や外来などをこなしていました。



先生たちはほとんどの時間、外来にいるか手術室にいるかで


入院している患者さんと実際に会話するのは


患者さんひとりあたり1分くらいしかなかったと思います。



朝から夕方まで、外来・手術・入院中の患者さんを診て、


夜中は分娩のために当直をして…


当直の間、お産や救急外来にくる患者さんがいれば


もちろんその間は眠れません。


眠れない夜をすごしたら


次の日はお休みできるのではなく、


ほとんど寝てないそのまんまで、また外来に行くのです。


48時間連続勤務なんて当たり前でした。





自分がもし、そういう状態で働いていたら


どこまでがんばれますか?


自分の生活、自分の家庭はほっておくしかないのです。









話がだいぶそれましたが…


昨日のテレビに出ていたコメンテーター?の方の発言は


やっぱり知らないからこそ言えることなんだな、と思いましたよ。





助産師がもっと広い範囲をカバーすれば…みたいなこと言ってましたが



たとえば助産師外来をはじめるにしても、


医師が助産師に、エコーの使い方やエコーの読み方、


診断の仕方などについてみっちり教えてくれて


何年もかけて、ようやく助産師外来がはじめられるのです。


人手がないと到底できないことです。




それに、助産師の責任がそこまで広がるとなれば


そこまで責任を求められるのは… 


という助産師がいるのも事実です。



わたしもその1人です。


医師がしているような診断をしろといわれたら


私はそのとき助産師をやめます。


そこまで妊婦さんたちに責任をとれないからです。






産科の医師不足は


いろいろな背景がありすぎて


どこからとっかかれば解決するのか


まったくわからないですね。






えーと、いろいろと書いてしまいましたが


これはあくまでのほほん助産師しずかの考えてるひとりごとですので


かるーく流してくださいませ☆