ファストリのグローバル人材育成 | 顧問CFO川井隆史のブログ

ファストリのグローバル人材育成



ファストリが世界共通の人事システムを取り入れて世界に散らば


る人財から幹部の登用するようです。どんどん真のグローバル


企業に向けて舵を切るようです。よく外資系企業などに勤めると


海外での仕事ができると思い込んでいる方を見かけますが


実はそうとも限りません。普通の会社だと「本社採用」と「ローカ


ル採用」は完全に峻別されていて「本社採用」は各国を確かに


股にかけて仕事をしますが「ローカル採用」はその国を離れる


ことはまずありません。



一方外資でも世界共通の人事システムを入れている会社は


幹部候補は世界中から選抜されます。したがって幹部候補に


なれば本人の希望でいろいろな国で働けますし、本社なども


さながら多国籍軍です。私がGE本社で働いていた際、上司


はイギリス人、同僚はチェコ人、ハンガリー人、アメリカ人で


スタッフはフランス人とアメリカ人でした。



世界共通の人事システムで難しいのは所詮扱うのは最終的に


は人間だということだと思います。したがって国ごとに評価基準


が違うことは考えられます。よく人事評価で成果と価値観


(バリュー)の2軸で評価する方法がグローバル企業などでは


行われています。成果はある程度世界共通に、はかりやすい


ですが価値観は世界中にいきわたってないと、そもそも評価


自体ができません。このあたりきちんと構築できていないと、


「中国で優秀だった王さんが日本本社に赴任したところ全然


経営チームとうまくいかず成果を上げることなく本国に戻る」


などということが続出します。箱だけ作ってもその中身ができ


ていないと動かないのです。結構グローバルな人材育成は


素晴らしい考えですが運用は大変です。ただ、長い目で見


れば確実に会社の成長につながると思われます。


日立は箱は作りましたがきちんと運用ができているのかほとん


どニュースにならないので不明です。ただ、是非ファストリや


日立での成功例が有名になってどんどん日本の大企業に


広まってほしいものです。