任天堂は本当に復活したか? | 顧問CFO川井隆史のブログ

任天堂は本当に復活したか?




おはようございます。任天堂の決算が発表され、2015年3月期


は営業利益が247億円の黒字、2016年3月期は500億円の


黒字になるとのことでした。今年どうなるかはDeNAとの提携


およびWil Uの売り上げが本当に伸びるかにかかっていて、


うまくいくかいかないかまだ不明というのが第三者的な感想です。



 2015年の営業利益についてはその前期が464億円の赤字で


今期247億円の黒字で4期連続の赤字はまぬがれた形です。


ただ、営業利益の主な要素は前期Wil Uを中心として在庫評価


損を約230億円認識していることが大きいと思われます。


もし、この230億円の評価減がなければ売上原価が230億円


単純に上乗せされ、営業利益は同額減ることになりほぼトントン


だったと言えます。その結果、売上原価率が71%から61%に


なんと10%も改善しているわけです。好意に解釈すると2014


年中にWil Uの原価割れ販売という膿を出し切り、その部分は


峠を越したというところです。ただ、それをもって本格的な回復


かというとまだ弱含みの展開ではないかと思われます。


任天堂、営業利益2倍の500億円 16年3月期

2015/5/7 16:44(日経電子版)

任天堂は7日、2016年3月期の連結営業利益が前期比ほぼ2倍の500億円になりそうだと発表した。欧米で携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売が伸びる。

 売上高は前期比4%増の5700億円を見込む。据え置き型の「Wii U」の販売台数は前期並みの340万台を計画している。前期に計上した外貨建て資産の為替差益がなくなるため、純利益は16%減の350億円を見込む。 15年3月期の連結売上高は前の期比4%減の5497億円、営業損益は247億円の黒字(前の期は464億円の赤字)だった。国内を中心にWii Uのハードが苦戦する一方、好採算の3DSソフトの販売が好調で、4期ぶりに黒字となった。