GE Capitalの終わりに想う | 顧問CFO川井隆史のブログ

GE Capitalの終わりに想う

 今日本経済新聞でGE124年目の革新という連載がされています。


その中で今年4月に発表された3兆円を超える金融資産の売却


でほぼ純粋な金融業からは撤退する話が載っています。




 自分はかつてGE Capitalに勤務していたので意思決定が


(巨大会社の割に)非常に早いGEの中でも特に意思決定の


速いGE Capitalの文化というものにノルタルジーを覚えていた


ので、この決定には一抹の寂しさを覚えます。しかし、先代の


偉大な経営者であるJ.ウェルチの時代に買収して育ててきた


金融部門、メディア部門(NBC ユニバーサル)などをきっぱり


売却してインフラ部門や医療分野などに集中するイメルト社長


の決断力に感嘆します。


  私が在籍していた頃はGEは製造業ではなくサービス業に


なると言われ、その中で重要視されていた金融とメディアサ


ービスでしたから。

 

 日本企業でしたら中興の祖が打ち立て、かつ別に収益力が


低いわけでもないた事業を手放すのはサラリーマン社長では


ほぼ無理かもしれません。ただ、GEの価値観として「変動が


激しいビジネスは手を出さない」があるので、金融といっても


投資銀行的な業務はほぼ手を出しませんでした(キダーピー


ポディの買収の失敗除き)。リーマンショックでの金融業の


大きな底を見て考え直したという意味では「常に進化し続


ける」「変動が激しいビジネスには手を出さない」価値観的


には首尾一貫していると思います。


 自分がいた部署がなくなり、淋しいですが、経営者視点では


やはりGEはスゴイと思うわけです。