見える化 -現代的ブラック企業経営について その3 | 顧問CFO川井隆史のブログ

見える化 -現代的ブラック企業経営について その3

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


今野晴貴さんの著書「ブラック企業」で取り上げられている


㈱大庄について財務諸表をみてみましょう。


(単位:億円) 2012年8月期
売上 780
売上原価 277
売上総利益 503
人件費 253
その他販管費 228
営業利益 22



売上原価比率は35.5%、飲食業の原価率の3割という相場から


高めです。一方人件費率は32.4%、居酒屋の人件費率


36.2%(TKC調査)から低めになっています。低価格居酒屋


で勝負するために単価は低くなりますから原価率は高くなりがち


です。利益を出すためには最大の費用項目である人件費


を抑えなくてはならないというのは経営的には合理的な


判断でしょう。単純にいえば人件費が1割増えてしまえば赤字に


転落してしまうのですからうなずけます。


 あまり、製造業のブラック企業というのは聞かないですが


製造業ですと、売上10億以上の企業ですと、人件費率


は10%程度ですからこのあたりにあるかもしれません。