見える化 -浜ちゃんはリストラすべきか? 人件費の話その5 | 顧問CFO川井隆史のブログ

見える化 -浜ちゃんはリストラすべきか? 人件費の話その5

 見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。もうシリーズ


は終わってしまいましたが映画の「釣りバカ日誌」は結構好きでした。


主人公の浜ちゃんは建設会社の営業社員ですが遅刻は多いし、


釣りの事ばかり考えているような一見ぐうたら社員です。しかし


よく見ると彼は生活態度のことで叱責はされても営業成績の


ことで叱責されている姿を見たことがありません。給与も安い


と言っているし、たまに大きな商談を釣りがらみでまとめたり


しています。いかにもリストラ要員っぽい人員ですがもしかすると


彼を辞めさせた場合、人件費の減少分より減少する売り上げに


伴う利益の減少のほうが多いかもしれません。このように本来


指名解雇というのはかなり貢献度などの評価がきっちりできてい


ないとかえって縮小均衡になります。


 一方以下のような事業からの撤退の場合(日立のプレス)は


どうでしょう。



 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、

情報・通信システム事業の競争力強化に向けた経営リソースの最適配置を

目的として、情報・通信機器など向けの半導体の自社製造事業を終了する

ことを決定しました。具体的には、2014年3月31日付で情報・通信システム

社マイクロデバイス事業部における半導体集積回路の製造を終了します。




情報・通信機器向けの半導体事業からは撤退するので


この売上は将来ありません。するとこの分野の人員は


(他の関連分野でスキルが生かせないと仮定すると)


売上を生み出さない「費用」でなく「損失」になってしまいます。


事業の撤退とともに行うリストラ、これはやむを得ないもの


ですし、経営判断としては行うべきものです。


 ただ、事業の売却等で他社で能力を生かしてもらうなど


うつ手はあるとは思いますが。