見える化 -聞かれないことは答えない その2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回
「聞かれないことは答えない」と書きましたが、これは被買収
側の人に対して、話さないことを推奨しているわけではなく、
買収側として、きちんと重要と思われることは聞いておく
ということです。ただ、被買収側として往々にして不利な
ことはできる限り、話したくありません。
自分の経験としてこんなことがありました。ある会社に
出資をお願いすることとなり、デューデリジェンス(買収調査)
が始まりました。当時、資金繰りに窮して出資してもらわなければ
倒産も考えなくてはならない状態でした。当然資金繰り表は要求され
ますので、過去のものについては正しいものは出します。
予測については資金を出していただかなくても回る仮定で作成
したものを出しました。可能性は一応ないわけではないので虚偽
ではありません。そして淡々と作成の仮定についてお話をしました。
仮定が現実的かどうかは判断するのは買収側であると開き直って
いたわけです。買収側として特に取得したい特殊な技術、
ノウハウがある、競合がいるなどでなければ、資金繰りが窮して
倒産寸前の会社は買いたがりません。民事再生など法的処理後
二束三文で買う方法もあるわけです。どうなったでしょうか?