見える化 -見えない抵抗勢力 | 顧問CFO川井隆史のブログ

見える化 -見えない抵抗勢力

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


実は見える化導入にあたって一番苦労したのは


見えない抵抗勢力です。




  ある会社で導入の時小西さん(仮名)


という部長さんがいました。


彼はキックオフの時などでも積極的に発言し、


一見非常に協力的であるように見えました。


経営計画でも全社的戦略のところまでは


よかったのですが、自部門方針、目標、戦略、


アクションプランの作成に入ると、徐々に


雰囲気がおかしくなってきました。


あまり詳しく書けないのですが、要は総花的で


具体性がないもののオンパレードです。


ターゲット顧客の絞り込み、接触チャネル


(電話、訪問、文書、メール)など絞り込みがない


状況です。したがって、コストも非常に多額


に見込まれていました。比較的新しい部門なので


立ち上げに多少コストがかかるのは理解できる


のですがそれを考慮に入れても多すぎる


気がしました。



  そこで、この部門についての前年の資料を


見ていくと、その部門が出している数字の整合性に


疑問が生じました。経理部門の協力を得て調べて


いくと、小西部長は自部門の成果として出している


数字に一種の粉飾をしている疑いが強まりました。


したがって、それを隠すためには今後の目標や


アクションも見えるようで見えないものにして


おかないとばれてしまうわけです。




  ただ、彼は横領等の個人的不正をしているわけ


でなく、売上げなど直接財務数値に影響があるもの


には加工を加えていなかったので管理職を解かれる


ことで終わりました。あとで聞くと新しい部門の長を


まかされ実績を上げるために焦っていたようです。


個人の経験としてはこの程度ですが見える化で


明らかな不正がわかることもあるようです。