渋谷の小さなアパレルチームが作った最初の革キーホルダー。その量産初日、サンプルと同じ風合いが出ず、現場で全員が息をのむ瞬間がありました。本革の色味はわずかな湿度差でも艶が変わる——この小さな“誤差”がブランドの印象を左右するのだと痛感した案件です。
このチームは、過去に納期遅延や品質のブレに悩まされていました。量産が遅れるたびに販売の機会を逃し、ブランドとしての信頼も揺らいでいたと聞きました。私たちはまず、現場で起きている齟齬を“見える化”することから始めました。毎日の製作進捗をオンラインで共有し、革とアクリルのそれぞれの加工段階を写真付きで報告。中間検品を入れることで、サンプルと異なる色・質感を早期発見できました。結果、初回100個の生産で全数目視検品を行い、わずか3ヶ月で追加発注に。ブランドは現在、定期300個の安定生産に移行しています。
私たちが重視したのは“速く作る”ことではなく“安心して次を作ってもらえるようにする”こと。小ロットのOEMにとって、一度の不良が次の挑戦を止めることがあります。だからこそ、工程途中の修正を惜しまず、一緒に悩む時間を大切にしています。
💡 Lokinの製作メモ
・💡 小ロット製作のリスク管理 50個からの生産でも、検品工程を削ると品質のブレが顕著になります。小さいロットほど“全検”が有効です。1個の不良が販売全体の信頼を左右するからです。
・💡 本革とアクリルの素材選び ターゲット層によって優先すべき要素が変わります。本革は高級感と手触り、アクリルは色展開と軽さ。Z世代向けならパステル系のクリアカラー、本革はナチュラルブラウンがトレンドです。
・💡 納期トラブルの防ぎ方 生産担当とリアルタイムで進捗共有できる体制を作ることが重要です。遠隔地の工場でも「誰が今日どこまで進んだか」が分かれば、遅延は予防できます。
物づくりは、迷いながら進むことで深まっていくものです。納期や品質の壁にぶつかったときこそ、次の成長のチャンス。悩みながら進む仲間を、私はいつでも歓迎します。
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Founder: 呂 欣 (Lokin)

