すっかり更新をさぼっておりました滝汗

仕事や趣味が忙しかったり、ツタヤプレミアムに入会して映画をひたすら観たりしていたため、

本を読むペースがガクッと落ちorz

 

とはいえ、なんとか年間100冊は到達していました!クラッカー いつのまにか!←

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来年もがんばろう照れ

 

さらっと最近読んだ本のまとめです。

 

日曜は憧れの国(円居挽)

同じカルチャースクールに通うことになった4人の女の子の話。

ルヴォワールシリーズとは一風変わって、日常の謎的な軽めの内容。

ウィットの効いたやりとりは相変わらず上手いです。

 

十二大戦対十二大戦(西尾維新)

十二星座の名前・来歴・性格付けがとてもセンスが良い。正直これだけで読む価値があります。女の子多いのも嬉しい。

サクサクキャラを退場させて上手いことまとめてはいましたが、やはり24人は多いなあ。十二星座だけの十二大戦が読んでみたい……と思わせた時点で作品的には成功している気がいます。それでまたどうせまたアニメ化するんだろ!これだから西尾は!

 

 

口紅に残像を(筒井康隆)

 

アメトーークで紹介されていた作品。あの『幽遊白書』の蔵馬・海藤戦の元ネタと知って、読まずにはいられませんでした。

番組でも言われていた通り、後半に差し掛かるまでは違和感なく読めます。また、『文字が一つずつ消えていく』というギミックを活かしたストーリー・メタネタも面白く、その発想力には脱帽の一言。

制限が加わることにより、定型の文章からの脱却がなされ、斬新な表現が次々と生まれていく過程には驚かされます。

『この言葉をこう書き換えているんだあ』、とひとつひとつ答え合わせをしながら読んでいくのも面白そう。

 

砕け散るところを見せてあげる(竹宮ゆゆこ)

いじめられっこの女の子と、ヒーローになりたい男の子の話。

内容はすごく重たいのですが、軽い会話の応酬などくすっと笑えるところも多く、また男の子のキャラクターの真っすぐさも救いとなり、なんとか最後まで読むことができました。

ラストの流れは、そうとわかれば面白いし納得するのですが、初見ではとにかくわかりづらい。もう少しすっきりした構成にしてもよかったのでは?、とは思いました。(結局ネットにあった解説を読んでようやく理解した……)

とはいえ、予想を裏切られる着地を見せてもらえてよかったです。

 

美少年椅子(西尾維新)

正直このシリーズで一番内容のない内容だった感は否めないのですが、でも買ってしまう! なぜならキャラが好きだから!好きすぎてコミカライズも買いましたが全員可愛すぎて死にそうです!!

アニメ化した暁には、咲口先輩の美声は是非諏訪部さんで何卒……!

繋ぎ的な巻ではありましたが、わりとふわっとしていたシリーズの方向性が定まったようなので、今後も楽しみです。

 

 

米澤穂信と古典部(ムック)

映画については沈黙しますが(観てません)、このようなムックが発行されたことについては実写映画に深く感謝します! ありがとう!!

全特集見ごたえがありじっくりと読んでしまいました。特に古典部4人の本棚紹介が面白かったです。ひとんちの本棚見るの面白いですよね。

書き下ろしの短編『虎と蟹』は、『二人の距離の概算』で触れられた、折木の読書感想文ネタを掘り下げた内容。

『山月記』については、ミステリ作家らしい観点というか、一歩間違えれば揚げ足取りのような疑問点から文章が展開しているんですが、推理のすえの論理の帰結が綺麗に嵌っており、『してやられた』感があります。米澤先生もっとこういうの書いていこうぜ。

二次創作の面白さの根本はこういうところにあるのかもしれません。公式の解釈をそのまま受け止めるのではなく、いかに重箱の隅をつつき、妄想を膨らませていくのか。そのためにはより深く、より細かく作品を読み込むことが必須であり、それは作品への深い愛がないとできないことではないかなあ、と思います。発表するにあたっての公式への配慮とか考え出すとまた面倒くさくなるのですが以下略。

 

『猿蟹合戦』については、トリック(?)自体はありふれたそれではあるんですが……いやこれ、思いついてもまず書けないだろう!?

米澤先生の想定する折木の文筆能力高すぎませんか!?

最後のオチはちょっと無理やりな気もしますが、これ目当てで買っても損のないくらい、読み応えのある短編でした。

 

逆転裁判 時間旅行者の逆転(円居挽)

以前ルヴォワールシリーズ読んだときに、『逆転裁判ぽいなあ』という印象は持っていたんですが、まさか公式でコラボするとは!

前情報知らずにいきなり本屋で見つけて心臓止まるかと思ったよ!

タイムトラベルが鍵になるということで、『逆転裁判6』のダウンロードコンテンツとネタが被ってるなあ、と不安にはなったのですが、あっちとはまた違ったアプローチを見せてくれました。逆転裁判ファン(特に1~3に思い入れがある人)なら、読んでみるのも損はないかな、と思います。

とはいえ、あくまでパラレルであり、本編とは切り離された内容であることは意識しないと、納得のいかない部分があるかもしれません。そこが賛否の別れそうなところ。

 

これは経費で落ちません!(2)(青木祐子)

なし崩し的に事務の女子がやっているお茶くみ仕事。そこに空気の読めない後輩女子が入社してきて、「女が男のためにいちいちコーヒーを作るのはおかしい」「コーヒーメーカーを買ってきて各自注ぐようにすればいい」と言い出す。しかし先輩女子にもお茶くみで築いてきた社内の関係があり、それが崩されるのは不安で面白くない。かくして社内女子の間に、コーヒーメーカーを導入する派としない派の対立が発生し、水面下での争いが繰り広げられることに。

 

私は多分男脳寄りなので、『女のこういうところめちゃくちゃ面倒くせえ!!』と心底思うのですが、しかしながら、今まで生きてきた中で心当たりがありすぎて慄きました。

表面上だけ見ると、コーヒーメーカー導入の有無で喧嘩してるというとても馬鹿らしい構図なのですが、男子からすると「んなもんどうでもいいから仕事しろよ」って感じなのでしょうが、女子からするとかなりあるあるというか、笑えないところがあります。

ちょうどタイムリーに、こないだ見てきた舞台『ダディロングレッグス』で真綾さんが、「陰謀にかけては女子の方が男より一枚も

二枚も上手」的なセリフを言っていたのですが、まさしくその通りで。そしてその陰謀をまたすっごくくだらないところで張り巡らせてるのが実にリアルで大変良いと思います。

他の話も社内あるあるに溢れていて面白かったのですが、いかんせんこの話があまりに衝撃的すぎてほとんど覚えていません……。