「 ステーションホテル」 古井戸 | transistorのブログ

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「古井戸」というグループをご存知ですか?

フェイスブックで見つけた「井内敏之」さんの記事を紹介させていただきます。



★レコードに針を落とす No.13
「 ステーションホテル」 古井戸
 けだるく、せつなく、物悲しく。こんな経験をしたことがないのに、この曲を聴くとその世界に入ってしまいます。
 古井戸といえば「 大学ノートの裏表紙に…」で始まる 「さなえちゃん」 という曲がヒットした、加奈崎芳太郎と仲井戸麗市のデュオです。面白い曲を歌うんだなあと思っていたのですが 、いえいえ、この古井戸、とんでもなくシリアスで 叙情的な歌を歌うグループでした。エレックからのセカンドアルバム収録の 「ポスターカラー」などがいい 例です。
 さて、CBS ソニーから1975年に 発売された 「酔醒 」(よいざめ)に収録の「ステーションホテル」。 沁みわたるハーモニカの音色が迫ってきます。ここから ステーションホテルが始まります。
 ホテルの窓から見下ろす夜汽車、ホテルから見下ろす一番列車がキーワードです。 夜汽車も一番列車もすべり出ます。夜汽車はがら空きで、一番列車が出るプラットホームは、人影がまばら。何ともモノクロのやりきれないドラマが続いています。ボーカルの加奈崎芳太郎のブルージー と言うんでしょうか、この声がとろけるような三拍子のメロディーに、ぴったりです。ところどころで裏返る歌声は、はかなさを増します 。いいなあ。
 ところで、この曲のハーモニカ、ジャケットに「Tango Harp松田幸一」と記載されてます。やはりなあ。



Youtubeがありました
https://www.youtube.com/watch?v=Ktz7LyAiZzM