手術の前日は、私の誕生日でした。外泊最終日でもあったこの日、まずは教会の礼拝に出席し、牧師先生や教会の人たちが


教会から、そのまま病院に直行して


目覚まし時計も何もなかったので、朝に起きることができるか心配でしたが、5時ごろに目が覚めました。浴衣に着替え、弾性ストッキングをはき、ぼーとしていました。不思議と不安や怖いという気持ちはありませんでした。
あっと言う間に時間が来て、研修医が来て緊張したような顔でやってきました。「よく眠れましたか?」 「(手術に対して)不安はありませんか?」と聞かれ、「はい、よく眠れました。」 「全然ないです。」と答えて、研修医をズッコケさせ、採血をしたいということで、腕をだしたのですが、研修医さんがかなり緊張しているようで、血管を探すのにも時間がかかり、「血管が細くて、肌が白いから、なかなか血管が見つからなくて。」と言われました。10分後くらいにやっと血管を見つけて採血することができました。手術を受ける本人よりも緊張していた研修医なんて初めてみたわ。
その後から手術に向けてあわただしくなってきました。別の研修医が来て、点滴の投入を始め、30分くらいあとに、両親がきました。その後は、看護士さんにエスコートされて手術室に向かいました。
そこからは、9番の手術室に案内され、手術用の帽子をかぶったり、草履をはいた後に、手術台に横になりました。麻酔の研修医(女性)に最終確認として、名前と生年月日を言うように言われました。生年月日を言った後、研修医と看護師さんに「お誕生日おめでとうございます!」と言われ、私も、「ありがとうございます。この手術はバースデープレゼントだと思っています。」と返事すると、2人とも笑っていました。
それから、麻酔医の先生が部屋に入ってきて、自己紹介をしました。腕や胸に色々なものをつけられ、浴衣を脱いだあと、麻酔医の先生が右手に針のようなものをさしました。麻酔の研修医の先生は、口元にマスクみたいなものを近づけました。右手ににビリビリした感覚が走った後、眠ってしまいました。
