【金メダル有力と言われたのにメダルも取れなかったのはメンタルのコントロールができなかったから】

 

オリンピックで「金メダル有力」と言われていたのにメダルも取れなかった…という選手がいる一方で

 

他の大会ではメダルを取らないのにオリンピックになるとメダルを取る…という選手もいます。

 

その違いはメンタルのコントロールがうまいか下手かの違いです。

 

 

【「運も実力のうち」ではなく「メンタルも実力のうち」である。】

 

昔はとにかく「練習でできないことは本番でもできない。だからとにかく練習、練習」と根性論で結果を出すには練習量を積むことをが良しとされていました。

 

実際にそういわれた経験がある人は多いのではないでしょうか?

 

でもその考え方は今思うと根拠のない非科学的なものだということがわかります。

 

「イメージトレーニング」をするといい結果につながると言われ、オリンピックでメダルを取る選手は皆イメージトレーニングを取り入れています。

 

それはなぜか?を科学的に解説すると「脳はリアリティの高い空間を現実と認識するから」です。

 

<参考記事>

「イメージトレーニングの効果」

https://image-training.jp/results.html

 

 

【なりたい自分をリアルにイメージし、そのリアリティを高めると脳はそれを現実と認識する。】

 

人間の体は体温を一定に保とうとする働きがあります。(ホメオスタシス)

 

これを別の言い方をすると「体の環境が変わることを嫌がる」のです。

 

それをつかさどるのは脳であり、脳は変わりたがらないのです。

 

<参考記事>

「変わりたいのに変われない…それは脳が変わることを嫌がるから」

https://ameblo.jp/sararunarey/entry-12582900365.html

 

 

その一方で脳はリアリティの高い空間を現実と認識します。

 

例えばレモンとか梅干しとかすっぱいものを想像すると唾液が出たりしますね?

 

それは目の前にレモンや梅干しがないのに、あたかも「ある」と脳は判断したので唾液が出たのです。

 

このように脳はリアリティを高くイメージすればそれを現実と認識しその方向に体を動かすのです。

 

これがイメージトレーニングをするといい結果につながる…というメカニズムです。

 

このように試合が運び、接戦を制し金メダルを獲得し観客に祝福される

そして自分も満面の笑みでその声援に応えている

 

 

とリアルにイメージすることで脳はその方向に体を動かすので「緊張して実力が出せなかった」ということがなく

 

自分の持つ力を十分に発揮できるのです。

 

思うように結果が出せないと「運が悪かった」と言いたくなりますが、運ではなく「メンタル」の問題ということですね。

 

【イメージトレーニングには瞑想が効果的】

 

良いイメージトレーニングをするためには、まず余計なことを考えない訓練をすることが必要です。

 

それが「瞑想」です。

 

感情は目の前に起きたことに過去の経験で得た情報を加えて起こります。

 

自分にとって都合のいい情報をくっつけてしまいネガティブに考えてしまうのです。

 

瞑想はその「都合のいい情報をくっつける」という思考を止めるために行います。

 

試合で一度も勝てなかった選手と対戦するとき、過去に負けた経験があると

 

「勝てないだろう」「負けたらどうしよう」と考えがちです。

 

そう考えてしまうと負けた自分の姿がイメージされ、そのリアリティが高くなるので脳は「負ける」を現実と認識します。

 

そうなると本当に勝てないわけです。

 

瞑想によって余計な思考を止める訓練をし、「なりたい自分」をイメージすれば脳は「なりたい自分」を現実と認識しそちらに連れて行ってくれます。

 

ビジネスでもスポーツでもここ一番結果を出したいと思うのならこのことを理解しておくといいですよ。