スピード感が変わらない
こんにちは、三村 浩です。このブログでは、日頃起こっていることを元に感じことや考えたことをシェアしています。
さて、今日のテーマは「スピード感が変わらない」です。
多くの問題はシステムで解決すると思っていますが、基本的な考え方が時代にマッチしていない場合は残念ですが終わっています。
どういうことかといいますと、メーカーであれば市場調査ってしますよね?新規市場であれ、既存であれ概ね同様なことをします。 製品を既に使っていただいていれば、昨日追加などの改善点などの調査。新規市場であればコンセプトを伝え、詳細な機能などの聞き取り。
こんなことを思えば2008年くらいから4回ほど、2-3週間かけて全米(カナダも含む)を周ります。
一日3社くらいは訪問しますので、30社ほどの情報は集まります。 事前にローカル営業にアポを取っていただくので、調査に必要な情報をゲットできるヒット率はかなり高いですね。
ご承知かと思いますが、アメリカは西海岸から東海岸まで距離があるだけでなく、最大3時間の時差があります。朝から午後4時くらいまで訪問し、その日の夕方に次の目的地に移動です。ホテルについてまともに食事できないことも多いのですが、更にその日の訪問をまとめたり、肉体的にかなりハードでした。
話しが少し逸れたのですが、その調査で毎回、かなり方向性を絞れたと自負しており、レポート直後の反応は悪くない、むしろ評価高いですね。
ところがいざ開発となると、エンジニアのリソース、優先順位などで、実現したことがありません。
実際に、ここ数日起こったことで、元になる調査は2018年9月ですよ。
昨年2019年の9月にも別の製品市場調査を実施しています。
こういっている間に、アジアの日本以外のチームがどんどんスピード上げて素晴らしい製品を開発しています。
これってヤバくないですか?
考え方、誰か変えてください!