銀行であって銀行でない!? | サンディエゴ発ライフ・イズ・グッド!

銀行であって銀行でない!?

世の中にはよくできたビジネスモデルがあるものですね。

銀行であって銀行でない!

何のこと? と思われたでしょう。

カストディアンと呼ばれるリタイヤメント口座を管理する会社です。

何が普通の銀行と違うのか?

彼らは預かったお金を貸して利息を稼ぐ必要が全くない!

ということです。

その利息を払うのは預けた人だからです。

年間維持管理手数料をしっかり取っているのです。

口座残高によって管理費を決めていますから、預かった時点で管理費、すなわち管理会社であるカストディアンの収入が予想できるのです。

普通の銀行は住宅ローン、自家用車などのパーソナル・ローンなど、借りる人を探さないといけないので必然的に貸付利息も高くなってしまいます。

預けた人が投資運用する際だけ事務仕事が発生しますが、株の売買ではないので頻度も多くはありません。

投資も不動産投資などが中心ですので、株のように多くのトランザクションが発生するわけではありません。

何気なく利用してきましたが、ふと考えてみました。

経営の安定性という点でもこれってスゴイことだと僕は思います。

ちなみに、2011年末の時点で株、ミューチャルファンド、国債以外の投資、つまり不動産などへの投資をしているリタイヤメント口座の総資産が50兆円以上あるそうです。

リタイヤメント口座で不動産投資を認めている管理会社はそれほど多くないですから、さらにスゴイことです。