発想の転換なんてもんじゃない! | サンディエゴ発ライフ・イズ・グッド!

発想の転換なんてもんじゃない!

日経新聞の17日の第一面に

「経営モデル世界に後れ 「カンバン」だけでは勝てず 第3部 製造業の明日(1)」

過去に潰れそうな会社だったアップルは今や押しも押されぬ超一流企業。

財務指標もずば抜けている。

その記事の中で僕の目に飛び込んできたことがある。

「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」。

在庫と売掛金、買掛金を比べ、製品の製造から現金回収にかかる時間を探る指標だ。

何やら難しそうな言葉。。

要するに資金を何日で回収できるか?

日本の代表的なメーカーで約40日だそうだ。

企業間では支払い期限が設定されていて、製品を売ったからといって直ぐにキャッシュが入るわけではない。

ところが、驚くべきことに、アップルはこの指標がマイナス20日。叫び

製品を売る20日前にはその分のお金があるということである。

多くの企業がこの指標を必死に縮めようとしてきたが、アップルは物を作って売るというプロセスを持ちながらまったく次元の異なる手法で驚異的な指標を生み出した。

常識の延長上ではこのような指標は生まれなかっただろう。

恐るべし、アップル! 

立ち上がれ、日本企業よ!