ニュースレター 9月7日号 | サンディエゴ発ライフ・イズ・グッド!

ニュースレター 9月7日号

こんにちわ、三村 浩です。

今回から、アメリカの不動産市場についての週1-2回程度の頻度でニュースレターをお送りします。
今日は、Huffington PostのAlex Veigaさんの記事からの抜粋です。

彼のレポートによると、7月は8ヶ月連続でローンを払えず破産により家を失った人の数が増加しています。8ヶ月連続ですよ!政府が対策案を実施してきたにも関わらず。これでは成果が出ているとはいえませんね。

ここで興味深いのは破産で家を失う数が増えているのに対し、家を失うまでにその家に住んでいる期間が延びていることです。 これが意味することの一つとして、銀行は不動産市場をさらに悪化させるのではないかという懸念を持ち、破産した家を取り押さえることに躊躇しているともいえます。

失業率の上昇、雇用創出の鈍化など市況の悪化が、当初、クレジットスコアが良く、その結果固定金利のローンを組んだホームオーナーをも破産に至らせる状況を加速させ、破産する一番のグループにさえなっています。

銀行はローンの支払い条件変更など、ホームオーナーを救済するための様々なプログラムを提供していますが、実際には適用条件を満たさず、多くのホームオーナーが認定されなかったり、あるいは暫くすると、元の状況に戻っている場合も少なくありません。

オバマ政権が必死に対応していますが、効果はわずかで、53万ものホームオーナー(40パーセント以上)がこれらのプログラムを活用できずにいます。

この記事を踏まえ、投資家に対しても、このように政府のプログラムの効果が薄い状況では、現実をしっかり捉え、メディアが報じている内容と実際が異なることを理解し、将来に向け準備を怠らないようにと伝えています。

以上 最後までお読みいただきありがとうございました。合掌!
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