生き残り
アメリカで少し遅れて配達されたので、既にご覧になった方も多いと思う。
6月21日号の日経ビジネスの記事に楽天のことが書かれていた。
(オンラインでも見れるのだが、雑誌が届いてからいつも見ている。今後はiPadか?)
僕は2000年にアメリカに電子機器メーカーの駐在として来てから、年々、日本のメーカーが
元気を失っていくことを危惧していた。携帯端末にしても、当時はNEC、パナソニック、ソニー、
サンヨー、京セラなどよく見ることがあったが、次第にノキア、モトローラが主流、そしてサムソン、
LGなどの韓国勢が勢いを増してきていた。
で、楽天は4月から社内公用語を英語にしたという記事。 何度か日経BPに登場してきたので、
台湾進出の頃から、グローバルを視野に入れていたことは知っていたが、ここまでするとは、
相当本気である。
加えて、出店している店主へも英語での取り扱いを促進しているという。
それでも、もっと「早くやっていれば」と三木谷社長が悔やんでいた。
先日、追跡A to Zという番組でもユニクロのグローバル戦略が取り上げられていた。
楽天、ユニクロあたりが、今、元気でグローバルを目指している企業の代表だろうか。
その中で、興味深いデータを示していた。 アメリカへの留学生の数が日本は90年代半ばを
ピークに現象傾向にあった。 一方、インド、韓国からの留学生はどんどん増加している。
ビジネスで考えると将来、自国に誰が投資するのか、どこの市場をターゲットにするのかを
十分見越してのことだったのだろう。
今や、グローバル相手でないと生き残りが厳しい。 特に大手メーカーは組織が大きいが故、
柔軟な方向転換がしにくいのではないだろうか。
ネットワークにより、世界が近くなったことも加速させた要因でることは間違いないだろう。
そうそう、英語といえば、こんなことが過去にあった。 日本のマネージャから英語でアメリカ
現地の関係者にメールが送られてきた。 実はその前に日本語で内容を関係者に連絡して
欲しいと依頼があったのだが、あまりにも理解し辛い内容だったので丁重に断った。
それに反応してローカルの担当が返信し始めたら、次のメールからは最初にメールを送った
マネージャではなく、女性に交替した。 予想はしていたが、案の定・・・
これでは、いつまで経ってもコミュニケーションは出来ないのだろうなあとがっくりというか、
心配になったものだ。
だから、英語を勉強しろという意味ではない。 大切なことは、周囲・市場の変化、将来を予想
していかに準備するか! 英語は所詮ツールである、極端に言えば、文房具と
同じで、いまさら言うまでもないが、それをどう使うかである。
(TOEICだったら、僕なんかより高得点の人は死ぬほどいる。)
それから、ユニクロの柳井さんがおっしゃっていたが、日本人の良さを見直すべき、
「勤勉」、「きちんとした仕事」、「最後までやり遂げる」、「気配り」などなど・・・
確かにそう思えることが少なくない。 もっとも、人種がどうのこうのはそういう人が比較的
多いか少ないかという問題で、本質的には本人次第ではないか?と僕はずっと思っている。
とはいえ、日本人の良さがたくさんあることも認識することができた。
しっかりしたビジョンを持って、常にアンテナを張り、好奇心を持ち続けることが肝要なのだ。
また、最近のソシャルメデイアの活用を合わせ考えるとビジネスの流れが
大企業から中小企業へのシフトも十分ありうるのだ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 合掌!
6月21日号の日経ビジネスの記事に楽天のことが書かれていた。
(オンラインでも見れるのだが、雑誌が届いてからいつも見ている。今後はiPadか?)
僕は2000年にアメリカに電子機器メーカーの駐在として来てから、年々、日本のメーカーが
元気を失っていくことを危惧していた。携帯端末にしても、当時はNEC、パナソニック、ソニー、
サンヨー、京セラなどよく見ることがあったが、次第にノキア、モトローラが主流、そしてサムソン、
LGなどの韓国勢が勢いを増してきていた。
で、楽天は4月から社内公用語を英語にしたという記事。 何度か日経BPに登場してきたので、
台湾進出の頃から、グローバルを視野に入れていたことは知っていたが、ここまでするとは、
相当本気である。
加えて、出店している店主へも英語での取り扱いを促進しているという。
それでも、もっと「早くやっていれば」と三木谷社長が悔やんでいた。
先日、追跡A to Zという番組でもユニクロのグローバル戦略が取り上げられていた。
楽天、ユニクロあたりが、今、元気でグローバルを目指している企業の代表だろうか。
その中で、興味深いデータを示していた。 アメリカへの留学生の数が日本は90年代半ばを
ピークに現象傾向にあった。 一方、インド、韓国からの留学生はどんどん増加している。
ビジネスで考えると将来、自国に誰が投資するのか、どこの市場をターゲットにするのかを
十分見越してのことだったのだろう。
今や、グローバル相手でないと生き残りが厳しい。 特に大手メーカーは組織が大きいが故、
柔軟な方向転換がしにくいのではないだろうか。
ネットワークにより、世界が近くなったことも加速させた要因でることは間違いないだろう。
そうそう、英語といえば、こんなことが過去にあった。 日本のマネージャから英語でアメリカ
現地の関係者にメールが送られてきた。 実はその前に日本語で内容を関係者に連絡して
欲しいと依頼があったのだが、あまりにも理解し辛い内容だったので丁重に断った。
それに反応してローカルの担当が返信し始めたら、次のメールからは最初にメールを送った
マネージャではなく、女性に交替した。 予想はしていたが、案の定・・・
これでは、いつまで経ってもコミュニケーションは出来ないのだろうなあとがっくりというか、
心配になったものだ。
だから、英語を勉強しろという意味ではない。 大切なことは、周囲・市場の変化、将来を予想
していかに準備するか! 英語は所詮ツールである、極端に言えば、文房具と
同じで、いまさら言うまでもないが、それをどう使うかである。
(TOEICだったら、僕なんかより高得点の人は死ぬほどいる。)
それから、ユニクロの柳井さんがおっしゃっていたが、日本人の良さを見直すべき、
「勤勉」、「きちんとした仕事」、「最後までやり遂げる」、「気配り」などなど・・・
確かにそう思えることが少なくない。 もっとも、人種がどうのこうのはそういう人が比較的
多いか少ないかという問題で、本質的には本人次第ではないか?と僕はずっと思っている。
とはいえ、日本人の良さがたくさんあることも認識することができた。
しっかりしたビジョンを持って、常にアンテナを張り、好奇心を持ち続けることが肝要なのだ。
また、最近のソシャルメデイアの活用を合わせ考えるとビジネスの流れが
大企業から中小企業へのシフトも十分ありうるのだ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 合掌!