海外にお金を送る方法として、USDTなどのステーブルコインを使う人が増えています。
たしかに、暗号資産の送金は速く、ネットワークによっては送金手数料も非常に安いです。
しかし、ここで一つ見落とされやすいポイントがあります。
「USDTを送るコストが安い」
ことと、
「最終的に相手が現地通貨を多く受け取れる」
ことは同じではありません。
■ 送金後にもコストが発生する
たとえば、USDTを海外の相手に送ったとします。
ブロックチェーン上の送金手数料は安かった。
ここまでは問題ありません。
しかし、相手が実際に使いたいのはUSDTではなく、
- 日本円
- ブラジルレアル
- 韓国ウォン
- メキシコペソ
などの現地通貨かもしれません。
その場合、USDTを現地通貨に変える必要があります。
■ 「出口」で何が起きるのか
USDTから現地通貨へ変換する過程では、次のようなコストが発生する可能性があります。
- 取引手数料
- 売買スプレッド
- 出金手数料
- ネットワーク手数料
- P2P市場の価格差
- 現地市場プレミアム
- 銀行口座への出金コスト
つまり、ブロックチェーン上の送金だけを見て
「暗号資産の方が安い」
と判断すると、実際の最終コストを見誤る可能性があります。
■ ネットワークによっても結果は違う
同じUSDTでも、利用するネットワークによって条件は異なります。
たとえば:
- TRON
- Ethereum
- Solana
- BNB Smart Chain
- その他のネットワーク
送金手数料だけでなく、
受取側の取引所がそのネットワークをサポートしているか、
現地通貨への出金が可能か、
流動性が十分か、
という点も重要です。
■ 本当に比較すべきなのは「最終受取額」
海外送金を比較するとき、重要なのは途中の一つの手数料ではありません。
たとえば:
銀行送金
→ 為替レートと手数料
送金サービス
→ 手数料、FXスプレッド、受取方法
USDTルート
→ 購入コスト、送金コスト、売却コスト、現地通貨への出金
それぞれコスト構造が違います。
だから本当に比較すべきなのは、
「どの方法が一番安く見えるか」
ではなく、
「最終的に相手がいくら受け取れるか」
です。
■ TransferIQを作った理由
私は約8年間、フィンテックと暗号資産業界で仕事をしてきました。
その中で感じたのは、
海外送金と暗号資産ルートが別々に比較されることが多い、
という問題です。
しかし実際の利用者にとって重要なのは、
銀行送金なのか、
送金サービスなのか、
USDTなのか、
USDCなのか、
ではありません。
最終的に、どのルートがより良い結果を出すかです。
そのため、私はTransferIQという比較ツールを作っています。
TransferIQでは、
- 海外送金サービス
- 為替ルート
- 暗号資産ルート
- ステーブルコイン
- ローカルoff-ramp
などを比較できるようにしています。
📲 TransferIQ Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.jkim1285.TransferIQMobile
🌐 Web版
https://transferiq.org
■ まとめ
USDT送金は速く、場合によっては非常に低コストです。
しかし、
「送金手数料が安い」
だけでは、
「最終的に最も安い」
とは言えません。
特に海外送金では、
送るコストだけでなく、
現地通貨に変える出口のコストまで見る必要があります。
最終的に相手がいくら受け取れるのか。
そこまで含めて比較することが重要です。
※ TransferIQに表示される数値は推定値であり、最終確定見積もりではありません。実際の送金前には各サービスの公式見積もりをご確認ください。